今は模型を愛でる時  外出自粛ならプラモを ムルティ・トイズ

 本欄の趣旨を改めて述べるなら、読者の皆様に週末のお出かけ先やお食事処を紹介する、ということになる。しかし今は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、方々から外出自粛が呼び掛けられている状況だ。そこで今回は、室内で一人黙々とできるプラモデル製作と、そのお店について書きたい。

 インドネシアでは「機動戦士ガンダム」のプラモ、略して「ガンプラ」が人気だ。製作の腕を競う世界大会でも、代表選手が結果を残してきた。ショッピングモール内のおもちゃ屋さんで売られているが、折角なのでおすすめの店を紹介する。
 「ムルティ・トイズ」。イオンモールやポンドックインダモール、西ジャワ州バンドン、東ジャワ州スラバヤなどに計7店を構える。今回紹介するのは北ジャカルタ・クラパガディン本店。モールクラパガディンの対面、道路を超えた先にある。ガンダムのV字型ブレードアンテナが目印だ。
 建物は3階立てで1階にはカフェやガチャ、スターウォーズのフィギュアが並べられた棚がある。ガンダムの「角」に惹かれたロボットアニメファンは少しがっかりするかもしれない。
 だが安心してほしい。本領は2階からだ。入り口左手の階段を上がれば、圧倒的な量のガンプラがお出迎え。キットは第1作から描かれてきた「宇宙世紀」シリーズから、外伝作品、最新アニメのものまで並ぶ。記者はマスターグレードの「ズゴック」を見て少し震えてしまった。他の店じゃこうはいかない。
 さらにこの店では、ニッパーややすり、塗料も販売されている。今道具を持っていなくても、直ぐに始められ、凝った製作にもある程度応えられるだろう。さらに店内には作業スペースも用意されている。至れり尽くせりとはこのことか。
 記者は久しぶりの製作なので、ハイグレードのモデルを購入。昔から好きな「ガンダムMk—Ⅱ」にした。ニッパーとやすりも合わせて買って、お会計は85万2千ルピア。キットだけなら22万5千ルピアだが、ニッパー(60万ルピア)が存外高かった。勢いで買ってしまったが、ちゃんと値段を見て選んだ方が良い。ちなみにレシートを見せれば、1階カフェのコーヒーを無料でいただけた。
 ガンダムは今年で放送開始から40周年。日本でも盛り上がっているようだ。この機会に一度作ってみたらいかがだろうか。(大野航太郎、写真も)

◇ムルティ・トイズ
住所 Jl. Boulevard Raya Blok LB 1 No. 30-31, Kelapa Gading Timur, Kelapa Gading Jakarta Utara
営業 午前11時~午後9時
電話 021・4584・5792

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