モナスにそよぐ風
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レンガスデンクロック探訪
中央ジャカルタ・メンテンの独立宣言記念公園が閉園中のため、リベンジ?に初代正副大統領のスカルノとハッタが宣言前夜に拉致されたレンガスデンクロックを訪れた。 .....
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メンテン今昔
モナスが立つ独立広場の南方、インドネシア現代史の数々の舞台となってきたメンテン地区をゆっくり散策するのが夢だった。 一番訪れたかったのは故スハルト元大統領.....
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【モナスにそよぐ風 54】インドネシアの土になる
海外に在って母国日本を忘れず、しかし第2の祖国にしっかり根を下ろし活躍する女性に出会うと、何時も心を動かされる。 前回(4月14日付)取り上げた元残留日本.....
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陛下訪イを聞いての夜に
天皇陛下のインドネシアご訪問の報をジャカルタで知った6日、たまたま同夜、元残留日本兵の子孫たちの組織「福祉友の会」の人々と会う約束をしていたのは、二重の朗報の.....
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【モナスにそよぐ風 (52)】
先月末からジュネーブで始まった国連人権理事会第52回会議で、ルトノ・マルスディ外相がインドネシアの同理事会への立候補を表明したとのニュースに、反対するのではな.....
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宗教とパンデミック考
旧知の跡見学園女子大学教授の小川忠さんから新著『逆襲する宗教』が届いた。サブタイトルに「パンデミックと原理主義」とあり、宗教と新型コロナウイルス感染症の相互関.....
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ムスリムと女子教育
アフガニスタンも大学入試の季節なのだろうか。タリバン政権の高等教育省が私立大学に「女子に入試を受けさせないよう」命じたとのベタ記事を1月30日付産経新聞で見つ.....
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海上グレーゾーン事態
今月初めにシンガポールのストレーツ・タイムズ(ST)紙が、インドネシア領ナトゥナ諸島近海に昨年末、侵入した中国の海警船の監視にインドネシアが軍艦を派遣したこと.....
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今年を三角協力元年に (48)
新年最初のコラムは48回目。コロナ禍のためこの間ずっとモナスを日本から遠望するしかなかったが、今年こそモナスにそよぐ風に直に触れたい。 そしてもう1つの願.....
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【モナスにそよぐ風 (47)】森の再生はECOのカギ
日本最大級の環境展示会といわれる「エコプロ2022」で、インドネシアの財閥シナルマスのAPPグループが持続可能な開発目標(SDGs)達成への取り組みを紹介して.....
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モナスにそよぐ風(46)クバヤ、無形文化遺産へGO
日本の民俗芸能「風流踊」の登録や、インドネシアの女性の伝統衣装「クバヤ」を東南アジア4カ国と共同申請する話題など、ユネスコ(国連教育科学文化機関)の無形文化遺.....
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【モナスにそよぐ風 (45)】問われる日ASEAN協力
カンボジアでは東南アジア諸国連合(ASEAN)、インドネシアでは20カ国・地域(G20)、そしてタイではアジア太平洋経済協力(APEC)と、東南アジアを舞台に.....
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【モナスによそぐ風】(44)COP27からG20へ
シナイ半島のリゾート地、シャルムエルシェイクで気候変動枠組み条約第27回締約国会議(COP27)が18日までの予定で開催中だ。世界の分断・対立状況を反映し、首.....
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現代のカルティニ、G20で健闘 (43)
ウクライナ戦争で分断・対立状況に見舞われた20カ国・地域首脳会議(G20 サミット)も、開催まであと半月余り。 この間、印象的だったのは初議長国インドネシ.....
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日中韓交通インフラ競争 (42)
ジャカルタ〜バンドン間を結ぶ高速鉄道の試運転は11月の予定を断念し、来年6月を目指すとの新たな毛定に、一番落胆したのはジョコ・ウィドド(通称ジョコウィ)大統領.....
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【モナスにそよぐ風 41】大統領の国連総会欠席に思う
第77回国連総会で、20日から始まった各国代表による一般討論演説にジョコ・ウィドド(通称ジョコウィ)大統領が欠席したのは、インドネシアの存在感向上の観点からは.....
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【モナスにそよぐ風】(40)競い合う太平洋の経済連携
米国が主導する新経済圏構想「インド太平洋経済枠組み(IPEF)」の対面による初の閣僚級会合が、2日間の日程で8日から米ロサンゼルスで行われている。 5月に.....
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【モナスにそよぐ風】(39)プラボウォ氏3度目の挑戦
2024年のインドネシア大統領選が早くも始まった。プラボウォ・スビアント国防相が党首であるグリンドラ党から推薦され「全責任を持って受け入れる」と事実上の出馬表.....
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【モナスにそよぐ風 38】東方政策40周年
銃弾に倒れた安倍晋三元首相に世界から寄せられた多くの弔電や弔問の中でもとりわけ驚いたのは、マレーシアのマハティール元首相が弔問に東京の安倍家を直接訪れたことだ.....
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【モナスにそよぐ風 37】風化待つ? ミャンマー
来週末には早くも東南アジア諸国連合(ASEAN)ウィークが始まる。30日の高級事務レベル会合を嚆矢(こうし)に、外相会議、拡大外相会議、地域フォーラム、東アジ.....
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【モナスにそよぐ風 36】羽ばたけ日本語パートナーズ
インドネシアへ派遣される「日本語パートナーズ」の募集が間もなく始まる。東南アジア10カ国を対象とした日本語学習の支援事業で、日イ双方に好評だ。 インドネシ.....
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【モナスにそよぐ風 (35)】 シャングリラとARF
3年ぶりに開催されたアジア安全保障会議(シャングリラ・ダイアローグ)は米中対立、ウクライナ戦争、台湾問題、南シナ海の領有権、北朝鮮のミサイル発射……と火種が山.....
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【モナスにそよぐ風】(34)波立つ南太平洋に要注意
11月にも開催される共産党大会を控え、コロナ禍や経済減速、ウクライナ問題など内憂外患でも、中国の習近平政権は外交に果敢に鞭を入れる。 5月下旬から6月にか.....
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【モナスそよぐ風 (33)】 バイデンのアジアが始動?
昨年1月8日の「バイデン新政権、風は東南アジアに」から当欄は始まった。風は微風のまま約1年4カ月、バイデン米大統領は就任後初めて先週から今週、日本と韓国を訪問.....
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大統領交代に見る国際潮流
先週から今週はさながら大統領の新旧交代ウイークだった。7日はマクロン仏大統領が最後となる2期目の就任式に臨み、9日は比大統領選挙の投開票、10日には尹錫悦・韓.....
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【モナスにそよぐ風】(31)東ティモール独立20周年に想う
東ティモールは5月20日に独立20周年を迎える。 首都ディリを国連メディア・ミッションの一員で訪れたのは、1年後の独立に向けて制憲議会選挙が目前に迫った2.....
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【もなスにそよぐ風(30)】今こそ問われる決断力
大変な時にお鉢が回ってきたものである。ロシアによるウクライナへの軍事侵攻は、インドネシアが今年初めて主催する20カ国・地域首脳会議(G20サミット)にも影を落.....
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【モナスにそよぐ風】(29)(遠くて近いウクライナ譚
街にウクライナ国旗の黄と青が溢れている。恐らく世界各地がそうだろう。 東京都庁や公園のライトアップ。そうかと思えばマスク、地酒のラベル、はしや食器、お菓子.....
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【モナスにそよぐ風 (28)】ウクライナの教訓
「プーチンの戦争」に歯止めがかからない。核施設である原発への相次ぐ攻撃やSNSなどネット遮断、外国メディアを締め出して情報統制にも乗り出した。メディアも標的。.....
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【モナスにそよぐ風 (27)】中国海警法1年と北ナトゥナ海
国際法違反の疑いが濃厚な中国海警法が施行されて2月で1年。懸念された武力衝突は起きていない。しかし安心は禁物だ。今はまだ爪を隠し、海警法をさしずめ「新常態」に.....