体にも環境にも優しい 日用品・健康食品 プラスチックフリー

 「プラスチックフリー」という言葉を最近よく耳にする。先日、「プラスチック製品を扱わない日用品店がある」という内容の記事をネットで見つけた。早速店を訪ねてみた。 

 中央ジャカルタ区メンテンの商業施設にある日用品店「ザ・バルク・ストア・アンド・コ」は開店から3カ月。環境への負荷が少ない商品や健康食品約600種類を取りそろえている。茶葉や豆類、香辛料をはじめ大きな瓶に入った商品は全て量り売り。健康志向の人、環境への負荷を減らそうと考えている人が訪れている。  この店での購入法はやや独特だ。封筒サイズの紙袋(千ルピア)やキャッサバ製の袋(2千ルピア)、サイズの分かれた瓶(8千ルピア~1万ルピア)を容器として購入し、選んだ商品の重さで値段が決まる。マイボトルなどの容器を持参してもよい。
 ヨガ教室でインストラクターとして働く南ジャカルタ区チランダック出身のカリサさん(25)は8回目の来店という。「(きょう)買ったのはブンガ・マワール・クリン。飲むと身体が温まり、リラックスできる。香りも良い」と話す。バラを乾燥させた物で、お湯を注ぐことで風味を楽しむ。
 記者が購入したのは食べ物で一番人気というセサミ(ゴマ)味のクラッカー(1グラム400ルピア)とカリサさんおすすめのテンペ(1グラム250ルピア)。クラッカーはゴマの風味が豊かで香ばしい。テンペはかめばかむほど味が出て飽きない味だ。
 日用品の一番人気は再利用可能な綿製のナプキン(1万6千~1万9千ルピア)。その他には自然由来の素材でできた生理用品(6千~4万ルピア)やガラス製ストロー(6万~7万ルピア)、竹製の歯ブラシ(2万6千ルピア)などプラスチックフリーの商品が並ぶ。 
 同じ店の2号店が南ジャカルタのクマンに今月オープンした。店で取り扱う商品はスーパーマーケットに比べ高額な物が多いが、健康にも環境にも優しい商品を求めるなら一度は訪れてみると良いかもしれない。(本間太郎、写真も)

◇The Bulkstore & Co.
住所 Jl. Wahid Hasyim Gondangdia, Menteng, Jakarta Pusat
☎ 0812・8082・4526
営業 午前8時半~午後9時半

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