居酒屋のようにカジュアルに アジア風創作料理 バリ島チャングー
バリ島北クタのチャングー、サーフィンスポットとして有名なバトゥボロンビーチの近くにことし2月にオープンしたばかりのレストラン「ビリーホー」に行った。このあたり、通りを歩いていたりカフェに座っていたりするのは肌を露出した若い欧米人ばかりで、いったいどこの国?と思えるほど。ビリーホーはそんな開放的な雰囲気にすっとなじむカジュアルで入りやすい店だ。
メニューは多種多様な前菜類が中心、価格は6万5千ルピアからと手ごろで、ビールやワインを片手にいろいろ試してみたくなる。日替わり刺し身セット(11万ルピア)は和食専門店にひけをとらない新鮮さ。マイルドな辛さのグリーンチリとみそのペーストで風味付けした焼き鳥は(6万5千ルピア)は日本の炉辺焼きをイメージしたそうだ。
ツナとポテトのサラダ(6万5千ルピア)はアヒルの卵、ワカメ、のり、キュウリを使った前菜ながら複雑かつボリュームのある品。薫製ナス(7万ルピア)はゴマじょうゆの香り、主菜の黒毛アンガス牛(15万ルピア)はみそやユズの風味が効いていて、和食の要素を生かした独創的な料理と言えるだろう。
「人々が気軽に集まって酒や食事を楽しめる、韓国や香港の街角の飲食店、日本で言えば居酒屋のような場所をイメージした。インテリアは真ん中に長いテーブルを置いて、カジュアルでアジア的な雰囲気に。価格も客の年齢層を考えて低く抑えた」とオーナーシェフのウィル・メイリックさんは話した。
飲み物のおすすめはニュージーランドからたるで輸入した生のクラフトビールだ日本でも人気のあるトゥアタラ醸造所のもので、ボヘミアンピルスナー(8万5千ルピア)はホップの効いた爽やかな香りとかんきつ系の後味が印象的。他には同社の濃厚なフルーツとスパイス風味のヘーフェバイツェン(10万5千ルピア)、米国のミラーポンズペールエール(9万5千ルピア)がある。
営業時間はディナーのみの午後5時から。ラストオーダーは同11時。(北井香織、写真も)
◇Billy Ho
住所 Jl. Pantai Batu Bolong, Canggu, Kuta Utara,Kabupaten Badung, Bali
☎︎ 0813・5387・3272