広がる透き通る海 パンタラ島 ジャカルタから2時間
ジャカルタからほど近い手軽なリゾート地として知られるプラウスリブ(千の島)。中でも日本航空(JAL)が開発、運営していたとして有名なパンタラ島を訪れた。ジャカルタからスピードボートに揺られて約2時間、そこには透き通る海が広がっていた。
出発は、北ジャカルタ区にあるマリーナアンチョールの船乗り場から。乗り場には番号が振られており、パンタラ島やその他のプラウスリブの島々への出発もここからだ。
出発して約30分、小さな島が見えた。リゾート地として知られるプラウスリブだが、実際に宿泊施設などがあって開発されているのは約10島程度で、ほかは地元の人々が生活をしていたり、無人島だったりする。出発から約2時間、パンタラ島に到着した。
ボートを降りて外を見渡すと、ここはジャカルタなのかと思うほどに透き通った海が広がる。桟橋からの海は、薄い緑色に光って見えた。約2時間でここまできれいになるのかと感動しながら、島のリゾート施設のメーンロビーに入ると現地の人が歌で迎えてくれた。
歩いて回れるほどの小さな島で、中心にはロビーやレストランがあり、ビーチ沿いには円を描くようにしてコテージが並ぶ。
記者が訪れたのは、12月31日だったが、客は少なかった。受け付けの男性は「スンダ海峡での津波があってから、きょうチェックイン予定の客20件がキャンセルした。普段の半数以下だよ」と話す。全部で55ほどのコテージがあるが、この日埋まったのは15だったという。
ロビー近くにはプールがあり、ビーチと両方楽しむことができる。また、桟橋横にはシュノーケリングができる場所があり、ボートに乗ってほかの場所に行かずともすぐにきれいな魚たちを見ることができる。ほか、バナナボートやジェットスキーなどのマリンスポーツができる。
昼食後には、静かなビーチ沿いで昼寝も良いだろう。ロビーでは、カラオケもできた。個室ではないので人前で歌うことが苦手な人にはお勧めしないが、日本語の曲も多く、大勢で楽しむには良いと思う。
1泊2日の短い滞在だったが、人けのない静かなビーチと自然に囲まれてゆっくりと過ごすことができた。(上村夏美、写真も)
◇Pulau Pantara
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