新鮮野菜たっぷり イ料理のイメージ一新 ダウン・ムダ・ソウルフード
「いつもとは違うインドネシア料理が食べたい!」——そんな気持ちで探し、見つけたのが、南ジャカルタ・クバヨランバルに2017年末オープンした「ダウン・ムダ・ソウルフード」。パレンバン(南スマトラ州)、マナド(北スラウェシ州)料理をベースにした、野菜たっぷり、彩り豊かな料理はインドネシア料理のイメージを一新させてくれる。
店名のダウン(葉)、ムダ(新鮮)には「新鮮な野菜を」という思いを込めた。使う食材は厳選し、新鮮なのもを使う。
2階建ての店は1階が約70席あるレストラン。随所に緑が見られ、リラックスできる空間だ。2階は宴会場や会議室として使えるスペースになっている。
メニューにある料理は全て大皿。3~4人でシェアすることを想定しているが、量を少なめにして注文することもできる。辛さも相談に応じてくれるという。
ダニエル・ヤフヤ・マネジャーのお勧めはボリュームたっぷり、タマネギやパプリカがのって色鮮やかなサテ・アヤム・マナド(10本、12万ルピア)。ジャカルタでよく見かけるピーナツソースやバリの甘いソースのサテとは違い、塩味とかんきつの香りが効いたさっぱりとした味わいだ。
ナシゴレン・カンビン(22万ルピア、2~3人前)は甘くてやわらかいラムがたっぷり。辛くないので子どもから大人まで楽しめる。インドネシア風サラダのルシップ・ダウン・ムダ(12万ルピア)は発酵させた魚を使ったソースにキュウリやミニトマトなどの野菜をあえた一品。塩からのような味わいはお酒のお供にもなりそう。また、野菜をふんだんに使ったカラフルなサンバルは10種類もあり、さまざまな味を楽しめる。
経営するジャワネグラグループは、元は国産コーヒー専門店。同店では、豆の粉にお湯を入れて上澄みを飲むインドネシアスタイルでコーヒー(3万ルピアから)を味わう。味は苦みや臭みはなく、さわやか。店ではコーヒー豆も販売している。また、ワインなどのお酒も取りそろえ、夜にはお酒を楽しむ客でにぎわうという。(坂田優菜、写真も)
◇Daun Muda Soulfood
住所 Jl. Wolter Monginsidi, No. 2A, Melawai, Jakarta Selatan
☎ 0822・9777・7136
営業 午前11時〜午後10時