ジョコウィ、新たな希望 新大統領誕生に沸いた日
ジョコ・ウィドド氏(通称ジョコウィ)が20日、第7代大統領に就任した。初の庶民出身者の大統領の誕生に、インドネシア国中が熱気に包まれた。
大統領就任式後の正午すぎから、歴代大統領では初となる祝賀パレードが行われた。中央ジャカルタの国民協議会(MPR)〜大統領宮殿(イスタナ)間の目抜き通りやホテル・インドネシア(HI)前ロータリー沿道には新大統領を一目見ようとするたくさんの人々で埋め尽くされた。大歓声の中をジョコウィ大統領とユスフ・カラ副大統領を乗せた馬車がゆっくりと進んだ。
中央ジャカルタの独立記念塔(モナス)のムルデカ広場でも祝賀イベント「ペスタ・ラクヤット(国民の祭典)」が開催。午後6時ごろには特設ステージにジョコウィ氏が登場した。ライトアップされたモナスの下、「国を繁栄させるために、みんなと力を合わせたい」とジョコウィ氏が呼びかけると、観衆は声援で答えた。
インドネシアの新たな歴史が始まった1日の様子を写真で追った。(山本康行)