汗と涙と笑いと愛と 縁日祭 ブースも手応え
南ジャカルタ・ブロックMで13、14両日行われた第8回縁日祭。汗、涙、笑いが2日間にわたってステージや路上に広がり、温かい拍手から愛を感じた出演者も。祭りを彩った人たちの声を紹介する。
2代目花魁(おいらん)を務めた会社員の矢嶋結美さん(28)は、ジャカルタ在住1年半で縁日祭に初参加。「花魁になることが挑戦だった。多くの人が協力して祭りができているので、とにかくなりきった」と話した。
ポップステージにはアイドルグループの演歌女子ルピナス組がDJ1人を含む7人で初登場し、「恋桜」など代表曲3曲を披露した。メンバーの三波蓮さんは「(観客から)愛を感じました」と話した。
吉本興業のすゑひろがりずは初の海外公演を、観客を巻き込んだパフォーマンスで盛り上げた。南條庄祐さん(34)と相方の三島達矢さん(34)が人気アニメ「ドラえもん」の歌などに合わせた芸を披露。南條さんは「笑いは世界共通だと感じた。次はドラえもんの歌を全部インドネシア語で歌いたい」と再び来イする意欲を語った。
祭りのメーンスポンサーのJトラストは1月にブロックMに出張所を開いた。広めのブースを活用し、銀行口座開設などサービスについて紹介。田中庸介マネジングディレクターは「インドネシアの若い人に知ってもらう良い機会。多くの人が申し込みをしてくれた」と手応えを話した。(中島昭浩、平野慧、坂田優菜、大野航太郎)