香料諸島の旅
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あくせくしない ティドレの暮らし
ソアシウ村は元ティドレ王国の首都。今でも王宮のあった場所が平地より少し高くなっている。ソアシウ村のメーン道路は要塞下から北に延びる。車も人通りも少なくゆったり.....
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スペインは消えたが オランダの戦略
スペインが勝利したので、敗れたオランダはテルナテ島の東側に上陸し、ポルトガルが放棄したマラヨ要塞(ようさい)を占拠し、改修することによって強固な要塞に造り変え.....
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ひなびた離島 ティドレを反時計回りに
テルナテ島からティドレ島に向かうフェリーで2人の青年と言葉を交わした。2人ともテルナテ大学で漁業を学んでいるという。土地柄、漁業は重要な産業であろう。シャイで.....
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地歩固めるオランダ ポルトガルに勝利
オランダ東インド会社(VOC)は、商取引の独占権を与えられただけでなく、条約締結、港の建設、知事の任命、法の施行、さらに戦争行為までも可能となった。軍隊を持ち.....
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いよいよティドレ島 テルナテから1キロ
テルナテ島からティドレ島に渡る日の朝、朝食前にホテルの山側を散歩する。天候も良く、風も爽やか。ガマラマ山の頂上がくっきりと見える。裾野がなだらかに広がる典型的.....
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脅威の東インド会社 ビジネスに専心
オランダが香料諸島に初めて足を踏み入れたのは1596年である。ポルトガルによる喜望峰回りのインド航路独占は破られたのである。オランダは、イベリア勢力に対抗する.....
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今も布袋を担いで 丁子の採集と船積み
テルナテ島で最古の丁子の大木を見た。そもそも丁子はどうやって輸出していたのだろうか。 マルクの人々はその昔は、丁子のなっている木を切り、それを船に運んでい.....
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ティドレの繁栄と没落 オランダに屈す
ヨーロッパ勢の進出前は、ティドレ王国はこの地域での政治・経済面で大きな力を誇っており、テルナテの強烈なライバルであった。ティドレのスルタンは、ハルマヘラ島南部.....
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丁子の木は残った テルナテ島の要塞と古木
テルナテ島南西部にあるガマラマ要塞を建設したのはポルトガル人だったが、1570年にスルタン・ハイルンを殺害した。ハイルンの後継者であるバーブラーが反撃し、ポル.....
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繁栄するテルナテ ポルトガル退け (17)
1257年に建国されたテルナテ王国は、マルク諸島の4王国(テルナテ、ティドレ、バチャン、ハルマヘラのジャイロロ)の中では最大の力を誇っていた。それは1380年.....
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育つ丁子とナツメグ テルナテ島の道路沿い
テルナテ島の車の旅は続く。道路脇には丁子の木やナツメグの木が大きく成長している姿が見られた。丁子の木は、熱帯多雨の地域で育つ常緑樹。種子から発芽し20年ほどで.....
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ポルトガルの手に マルク諸島の地位
スペインとポルトガルはマルク諸島の帰属をめぐって激しい論争を繰り広げたが、幾度かの交渉の後、1529年に合意に至り、サラゴサ条約を結んだ。ポルトガル王ジョアン.....
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路上で丁子を日干し テルナテ島の車旅 (17)
1周約44キロのテルナテ島。反時計回りで車の旅を続けている。走っていると、途中の村のあちこちで丁子を日干ししている光景に出合った。アンボンの村でも見たが、やは.....
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伸びやかな風景 西に山、東に島々
テルナテ王国は、1257年に建国される。スルタン・バーブラー(在位1570~83年)の統治時代に最も栄え、その勢力範囲はスラウェシ、アンボン、セラム、ティモー.....
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【香料諸島の旅(歴史編)】⑭ 初の世界一周 生還したのは18人
フェルディナンド・マゼランの死後、ティドレ島に滞在していたビクトリア号の一行47人は、北のモンスーンが吹き始めた1521年12月、51人を島に残し出航した。船.....
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【香料諸島の旅(15)】絵のように美しく 人の良さを実感
テルナテ島1日目の夕刻に近づいたとき、運転手のマンシュールがぜひ見せたい景色があると言い、ガマラマ山の裾野から中腹へと悪路を駆け上がって行った。確かに彼が自慢.....
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マゼラン死す 丁子積み帰国の途へ
太平洋を渡ったフェルディナンド・マゼラン(1480~1521年)は、フィリピン諸島のセブ島で統治権の確立とカトリックの布教を企て、セブ島の王はそれに従う姿勢を.....
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【香料諸島の旅】列強が次々支配 テルナテの要塞
テルナテ島の町を見学する。オラニエ要塞に続く二つ目はカラマタ要塞といい、島の南東のバスティオン港のすぐ近くにある。ここでも、案内版の説明を読んでみる。なにせイ.....
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【香料諸島の旅(12)】 マゼラン、太平洋へ 壊血病との闘い
1519年8月、トリニダード号、ビクトリア号を含む5隻のマゼラン艦隊が、コロンブスが27年前に試みた香料諸島へのルートを、西から発見するため、まず南大西洋に向.....
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要塞築くオランダ テルナテで香料独占
アルフレッド・ウォーレスの居宅を訪れた後、テルナテの町をゆく。町の中心のメーン道路に面したところに、17世紀に建造されたテルナテ王国のスルタンのモスクがある。.....
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マゼラン出航 世界周航果たす
フェルディナンド・マゼラン(1480~1521年)の世界周航ということがよく言われる。香料諸島を目指したマゼランはスペインから出航し大西洋を南下、後に「マゼラ.....
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まずはウォーレス 今も民家として
テルナテの空港で、手配していた運転手が待っていた。空港から少し走ると、対岸にある双子の島の片方のティドレ島が目に飛び込んでくる。円錐型のコニーデ式火山キエマト.....
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【香料諸島の旅】(5) 昔はフェリーで市内へ 3度目のアンボン
実は、アンボンにはジャカルタ駐在時代(1989〜92年)に2度来ている。最初は取引先の西パプア州のソロンにある合板工場見学の予定が、経由地のビアク発の飛行機が.....