新年祝って花火打ち上げ ジャカルタ ブンダランHI、モナス、タマンミニなど
大みそかの夜——。ジャカルタでは中央ジャカルタのブンダランHIのほか、独立記念塔(モナス)、東ジャカルタのタマン・ミニ・インドネシア・インダ(TMII)などで新年を祝うカウントダウンイベントで行われた。
元日のアンタラ通信によれば、モナスには午後8時から午前0時までに家族連れなど53万人近い市民が訪れたという。
昨年の大みそかは、特別州政府から清掃員も動員されて路上にはごみがなかったブンダランHI。だが、今回は違った。ペットボトルや紙くずが散乱。押し寄せた市民も昨年の2倍にはなっただろう。文字通り、足の踏み場もなかった。
そのせいか、公営バス「トランスジャカルタ」もこの夜は迂回コースを強いられた。群衆の中をかき分けるようにすり抜けた昨年とは違い、スナヤン~モナスの区間が午後6時半から翌日午前0時半までバスまでもが通行止めだ。
もっとも、メーン会場となるブンダランHIは、興奮のるつぼと化した。集まった市民が花火を打ち上げ、夜空では500機のドローンがガルーダ(神鷲)やワヤンを表現。噴水はといえば水を霧状にして噴水はスクリーンに早変わりし、ワヤンやバリ舞踊などの絵を映し出すなどカウントダウンイベントを彩り、集まった市民を魅了した。(坂田恵愛、写真も)