大阪万博、インドネシアスピリット

クナパくん 大阪・関西万博が来年開かれるね。
記者 4月13日から10月13日までの予定だよ。
クナパくん インドネシアも参加するよ。
記者 先月28日にインドネシア・パビリオンのデザインとコンセプトが発表された。テーマは「調和の中の繁栄:自然、文化、未来」。2045年に世界の経済大国のトップ5入りを目指す「黄金のインドネシア」の実現だ。そこに向けた長期開発計画に沿った、持続可能な開発と将来の可能性を探検する旅を象徴した船をモチーフとしたデザインを採用した。
クナパくん 船は、大海原に抱かれ自然と共生するイメージがあって、いいね!
記者 インドネシアは世界最大の島しょ国家で、世界第4位の人口と2番目に豊かな生物多様性の国ということで、国連の持続可能な開発目標(SGDs)の達成に向け様々な取り組みをしているし、パビリオンをこの取り組み達成に向けたグリーン経済やブルーエコノミーを示すものとしようとしているよ。
クナパくん パビリオンの設計も独自のものなんだってね。           記者 パビリオンタイプAと呼ばれる参加国・地域が費用を負担して、設計・施工を行うものだよ。その他に、日本側が建てた建物を使うタイプBと日本側が建てた建物を複数の国などで使うタイプCがあるんだ。
クナパくん 実際、SDGsの達成はどうなの?
記者 国連が発表した2023年世界持続可能な開発報告書では、インドネシアは19年の102位から世界75位まで上昇している。       
クナパくん インドネシアが万博に参加するようになったのはいつごろから?
記者 1970年に開かれた大阪万国博覧会が初めての参加なんだ。その時のテーマは「多様性の中の統一」。パビリオンも、斜めの外壁を持つ6つの建物で中央ステージを取り囲み、建物周囲には段々式のプールを巡らせて水田風景を象徴し、平面的にも立体的にも変化を持たせ、全体をさらに屋根で覆うことでテーマを表現した。
クナパくん 半世紀の時を超えてのチャレンジだね。今回は東カリマンタン州で建設中の「ヌサンタラ(群島=IKN)」への首都移転の意義も発信されるね。

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