季節の変わり目に元気をチャージ インドネシアの野菜と果物 おすすめ観光情報番外編

 随分長く待ち望んだ天からの恵み、ジャカルタにもようやく雨季が訪れたようです。4つの季節の移ろいが早い日本ではもう雪の頼りですが、ここ最近の降雨で生命を取り戻したかのようにのびのびと枝を伸ばし始めた街路樹を見ると、ジャカルタのふたつの季節、乾季と雨季でも十分にその季節の違いを感じます。そして、この季節の変わり目につき物なのが体調管理の重要性。寒暖の差や雨に濡れてしまった後の体温管理に加え、ことしは特に話題にもなっている大気汚染も加わり肌からも喉からも体調を崩しやすい要素が満載です。そこで今回のおすすめ観光情報はちょっと寄り道の番外編、季節の変わり目に元気をチャージするインドネシアの野菜と果物を紹介します。

■裏切らない酸っぱさ~テロン・ブランダ~
 日本では「タマリロ」という名で知られているテロン・ブランダは直訳すると「オランダのなすび」という少し変わった名を持つフルーツです。ちょうど手のひらをすぼめたへこみにぽっこり入るくらいの大きさで、皮を剥くと熟し具合によって黄色から深紅の色に染まった果実が現れます。しっかりとした果実の中にぶつぶつと種が入っていますが、気にしなければ種ごと食べられます。味はプルーンやプラムのような酸っぱさで、比較的味の当たりはずれがあるインドネシアの果物界では、酸っぱい果物が食べたいけれどハズレだったら残念だな…という心配無用の安定の酸っぱさが自慢(?)です。今の季節が旬なのか、丸々とした新鮮なテロン・ブランダが市場に出ているようですので気になる方は試してみてください。

■もっと流通して欲しい~ローカル・レモン~
 もしもスーパーや市場で大きさや形も不揃いでそれほど光沢もないレモンを見つけたら、インドネシア産のレモンかもしれません。見た目はあまり良くないですが輸入レモンよりは値段もお手頃で売られていることが多いようです。毎日の水分補給、ミネラルウォーターにレモン汁を入れてビタミン補給。風邪対策、疲労回復にもってこいですね。冷凍レモン氷をストックしておくと何かと使い勝手も良いものです。

■ジャカルタから来たイモだべさ~じゃがいも~
 日本語のじゃがいもの名前の由来はジャカルタからやってきたお芋だからと言われています。インドネシアのじゃがいもは中部ジャワのディエン高原産の物が有名で用途に合わせて様々な大きさ、種類の物が売られています。小ぶりのものなら皮ごとオーブンで焼いたり油で揚げるだけの簡単調理でもまったりとおいしく食べられます。そして日本人にとってこの時期のおすすめといえばやはり体を温めるカレーやシチュー。沢山食べて季節の変わり目を乗り越えたいですね。

■雨季到来時が旬~マンゴー~
 インドネシア生活でとっても贅沢だと感じるのが旬のマンゴーを思う存分食べられる時。雨季の初めはまさにマンゴーの季節、種類によって香りも味も異なるマンゴーの種類がたくさん出回ります。ほっぺたが落ちるほどの甘いマンゴーから、フルーツサラダ感覚のインドネシア料理「ルジャック」で食べる酸っぱくて堅いマンゴーも今の季節ならバラエティ豊かに楽しめます。ぜひ好みのマンゴーを見つけてみてください。

■利尿作用抜群~すいか~
 インドネシアでは1年中食べることができるすいか。水分たっぷりのスイカは外出時の水分補給時などにもぜひ取りたいマスト・フルーツです。糖分も日本のスイカより少なめなので果糖の取り過ぎを心配する方にも無理なく食べられますし、インドネシア料理のレストランではすっきりとしたスイカジュースが飲めるところもありますね。この冬休みに日本からご家族や友達が来る方は、日本ではあまり馴染みのないフレッシュスイカジュースをお勧めしてみるとお土産話になるかも知れませんね。(日本旅行インドネシア 水柿その子 写真も)

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電話 021・520・2091
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