バリの空港に金メダル
クナパくん 「ASEANエネルギーアワード」って知っている?
記者 エネルギー効率と再生可能エネルギー開発の分野で事業体に与えられる東南アジア諸国連合(ASEAN)で最高の賞だね。ASEANエネルギーセンターが主催している。ちなみに、石炭アワード、エネルギー効率と保全のベストプラクティスアワードと再生可能エネルギープロジェクトアワードの3部門があるよ。
クナパくん ASEANエネルギーセンターっていうのは何?
記者 ASEAN内に1999年1月1日に設立された加盟10カ国の利益を代表する政府間組織だよ。関連情報と専門知識を提供することで、エネルギー政策やプログラムが地域の経済成長を損なわずに環境の持続可能性と調和していくよう、ASEAN内のエネルギー戦略の調整に努めているんだよ。
クナパくん 今回、バリ・デンパサールのングラライ国際空港が受賞したね。
記者 すごいね。建物および産業ビルディングのエネルギー効率と保全のベストプラクティスアワードだ。ングラライ国際空港はISO50001:2018規格に沿って、エネルギーの管理を実践しているよ。ISO50001は、エネルギーマネジメントシステムとして2011年に初版、18年に改正発行された国際標準だね。JIS(日本工業規格)化もされ JIS Q 50001として11年に初版、19年に改正発行されているよ。国際的に大変注目されている規格だ。日本では、経済産業省エネルギー庁の政策関連情報の1つに織り込まれているんだ。受賞にあたり、事業体である空港管理会社アンガサプラIは、ングラライ国際空港が達成した成果は、空港管理会社として同社が省エネを通じて環境保全の取り組みに全力で取り組んでいることをさらに確認するものとの声明をだしたね。
クナパくん 自慢できることだね。
記者 そうだね。それに同僚の記者が最近バリへ出張したら、空港で待機しているタクシーは電気自動車(EV)ばかりだったと、目に見える形で持続化社会へ向かっていると驚いていたよ。
クナパくん ジャカルタの大気汚染も汚染源の管理など効率的に取り組んでほしいな。