60年の月日を経て

クナパくん 2023年。今年もよろしくお願いします。インドネシアは昨年、20カ国・地域首脳会議(G20サミット)の議長国としてがんばったね。
記者 先進国以外でも多くのビジネスチャンスが期待でき、アピール度の高い、持続可能な社会貢献へのチャレンジで始まったインドネシアのG20だったけれども、途中からロシアのウクライナ侵攻などへの対応など難しい課題に取り組み、その総括として首脳宣言を採択し、G20をまとめ上げたね。
クナパくん そして今年は、東南アジア諸国連合(ASEAN)の議長国だね。
記者 ミャンマー対応や東ティモールのASEAN加盟決議など難しい課題に引き続き取り組むことになるね。今年は、日本とASEANは友好協力50周年という節目の年になり、地域の安定と発展に少しでも貢献しようと、日本も考えているね。
クナパくん 昨年の話をしていて思い出したけれど、11月3日にインドネシアのテレビがデジタル放送化されたね。
記者 通信・情報省によると、デジタルテレビ放送はデジタル信号変調と圧縮システムを使用しており、よりきれいな画質、よりクリアな音、そして洗練された技術を提示できるそうだ。
 しかも、デジタルテレビ放送は画像や音声データの伝送だけでなく、災害早期警戒情報への双方向サービスなど、多機能でマルチメディアな機能を備えているという。今回のデジタル放送化はインドネシアの都市部から始まり、今後、地方にもサービスを拡大していくとのことだ。
クナパくん インドネシアのテレビ放送自体はいつごろから始まったの?
記者 1962年8月24日14時30分。スナヤンのブンカルノ競技場からの第4回アジア競技大会の開会式の生中継だ。この放送準備まで1年もなかったらしい。ちなみにその試験放送は1週間ほど前の8月17日の朝だよ。ジャカルタのムルデカ宮殿から行われたインドネシア独立17周年記念式典の生中継だったそうだよ。
クナパくん ということは、今回のデジタル放送化は、60年の月日を経ての近代化ということになるね。

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