オーダーメードの服を作れる?
クナパくん ジャカルタの街を歩いていると、ミシンやバティック(ろうけつ染め)の布がたくさん置かれた小さなお店があるよね。何のお店なの?
記者 あれは、テーラーと呼ばれる仕立て屋さんだよ。インドネシアの学生や公務員はバティックの制服を着ることが多い。バティックの布が配られた後、各自がテーラーで制服を仕立てることが多いんだって。
クナパくん めんどくさくないのかな?
記者 採寸して自分にぴったりのサイズの服を作ってもらえるし、ボタンの色や襟の形を指定してアレンジを加えることもできるから、不満に思っている人は多くないよ。
クナパくん 制服以外に、テーラーで服を仕立てる人もいるのかな?
記者 カップルや家族で同じバティックの布を使っておそろいの服を作ったり、フォーマルな場で着用するシャツやドレスを仕立てることもあるんだって。デザインは口頭で伝えたり、自分で絵に描いたり、インターネットの画像を見せたりすると、その通りに作ってもらえるよ。
クナパくん 自分の理想の服をオーダーメードで仕立ててもらえるなんてすごいね。
記者 私は日本の浴衣をテーラーに持って行って、バティックの布で浴衣を作ってもらったこともあるよ。
クナパくん テーラーでいろんな服が作れるんだね。でもオーダーメードで服を仕立てるなんて、お金がかかるんじゃないかな?
記者 仕立てたい服の種類やお店ごとに値段は異なるけど、バティックシャツ1着は10万~15万ルピアで仕立ててもらえる。1週間前後で作ってくれるよ。
クナパくん テーラーはどこにあるのかな?
記者 大きいモールにあるバティックの布売り場には、テーラーがあることが多い。市場や住宅街の一角にもテーラーがあるよ。多くのインドネシア人は近所のテーラーの場所を知っているから、聞いたら教えてもらえるよ。
クナパくん テーラーはインドネシア人の生活に根付いているんだね。(小山倫、写真も)