マスコットのモデルは…?
クナパくん アジア大会のマスコットキャラクターがかわいくて大人気だね! 記者 インドネシアの動物3種、クナパくんと同じジャワサイの「カカ」、バウェアンジカの「アトゥン」、オオフウチョウ(極楽鳥)の「ビンビン」——のことだね。
クナパくん ぼくの仲間が脚光を浴びることになってうれしいな。
記者 ジャワサイは現在、バンテン州パンデグラン県のウジュンクロン国立公園だけに生息。確認されている個体数は68頭で、絶滅の危機にひんしている。
クナパくん かつてはジャワだけでなく、マレーシアやベトナム、スマトラにもすんでいたのだけれど、2011年にはベトナムにいたジャワサイの絶滅が確認されて、今じゃ生息地はウジュンクロンだけなんだ。
記者 ジャワサイは長さ20センチほどの角を持ち、体長は3メートルほど。よろいのようにひだ状になった皮膚が特徴だね。
クナパくん バウェアンジカはどんな動物なの?
記者 アトゥンのモデルになったバウェアンジカは、ジャワ島とカリマンタンの間に浮かぶ東ジャワ州バウェアン島だけに生息している絶滅危惧種。体長は140センチ、体重65キロほど。国際自然保護連合(IUCN)によると、14年時点で250ほどの成体が確認されている。
クナパくん とても珍しい動物なんだね。
記者 ビンビンのモデルになったオオフウチョウは、日本では極楽鳥とも呼ばれるフウチョウ科の一種。パプア州のあるニューギニア島などに生息している。
クナパくん 極楽鳥はパプアニューギニアの国旗にもあしらわれているね。
記者 ちなみにビンビンが着ているベストはパプア州のアスマット人の伝統衣装モチーフにしているんだ。
(坂田優菜)