初のジャカルタ公演 女性4人組バンド スキャンダル
日本の女性4人組のロック・ポップバンド「SCANDAL(スキャンダル)」が13日、中央ジャカルタ・スナヤンの屋内テニス競技場で初のインドネシア公演を開いた。「瞬間センチメンタル」や「少女S」などの人気曲を披露し、約1時間半にわたり、会場を盛り上げた。主催者のマリーゴップス・スタジオによると約千人が訪れた。
スキャンダルは13日朝、民間テレビ局RCTIの人気音楽番組「ダフシャット」にも出演して代表曲を披露した。日本に留学したいというジャカルタの大学生、マルチュル・サントソさん(22)は「スキャンダルの大ファン。初めてジャカルタ公演の予定を聞いた時は、とてもびっくりしたけど、生で聞けてとてもうれしい」と語った。
スキャンダルは当時高校生だった4人が結成し、2006年から活動を開始した。大阪城公園などのストリートライブやライブハウス出演を経て、08年以降、米国やフランス、香港など海外でライブも行ってきた。
フランスの「ジャパン・エキスポ」に出演し、熱狂的な日本文化ファンの多いフランスの若者らに迎えられた。香港ではアニメとゲームの祭典「アニメコンベンション&ゲームス」に参加。09年には日本レコード大賞の新人賞を受賞している。
ソニーミュージックエンターテイメントで国際マーケティングを担当する伊佐山健氏は「今後もユニークなグループをアジアで展開していきたい」と話した。(田村慎也、写真も)