日イ芸術家の作品展 芸術で親睦深める クマンで23日まで

 インドネシア美術研究会(SSIA)は十四日、南ジャカルタ・クマンの「ギャラリー678」(Jl. Kemang Selatan Raya 125a)で、日本人十三人、インドネシア人二十八人の作品を展示する「日本・インドネシア美術文化交流展」の開幕式を行った。在インドネシア・日本大使館、インドネシア文化観光省、国際交流基金が後援し、今回が八回目。作品を出展した日本人芸術家のうち、インドネシア美術研究会の酒井正浩会長ら六人が出席、インドネシアの芸術家たちと親睦を深めた。(堀田実希、写真も)

 インドネシアをテーマにした日本画、アクリル画、彫刻を中心に計約六十点が展示された。日本からはバティック模様を描いた絵画や、ジャワやバリの寺院の写真、山などの風景、祭りに参加する人々の絵画、インドネシアの花や鳥をテーマにした刺繍画、ジャワの女性を描いた切り絵などが展示された。ワヤン・クリット(影絵芝居)の物語の絵本「山からきたふたご スマントリとスコスロノ」で絵を担当した早川純子さんの原画も飾られた。

■日イ交互で開催
 SSIAは、戦時中に日本企業の駐在員としてインドネシアに滞在していた益子恒資氏と飛鳥音久氏が、滞在中にインドネシアの文化と人に惹かれた元軍属らとともに、一九七七年に東京で設立。会員が趣味の絵画、写真、彫刻などの芸術を通して、日本とインドネシアの芸術家の交流を促進し、両国の親交を深めることを目指している。
 七九年から東京で両国の芸術家の合同作品展を開催、八八年からジャカルタと交互に合同展示会を開いている。昨年は六月に東京の日本ASEANセンターで行われた。
 クマンの展示会は二十三日まで、午前十時から午後五時まで。

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