日能研と学習塾「PHI」 帰国子女説明会開く 江藤真規さんが講演 「やらされ気」でなく「やる気」を

 帰国子女説明会は、シンガポール、バンコクでも日能研と各都市にある提携塾との共催で行われた。
 基調講演で江藤さんは、子ども時代を海外で過ごすことは大きなメリットと強調。夫の仕事の関係で、二人の娘とともに米国で通算七年間過ごした江藤さんは、海外生活を通じ、子どもは自然に外国の文化や他者との違いを感じ取ることができると指摘。違いを認められるようになり、自分は自分でいいと考えることができ、自分自身で将来の設計をしたりすることにつながると説明した。
 江藤さんは二人の娘が東大に入学するなど、子どものやる気を引き出すことで定評がある。子どもを育てる際には、嫌々物事をする「やらされ気」にならないようにすることが重要だと説明。子どもが進んで物事に取り組む「やる気」と嫌々のやらされ気は、上達の速度などが異なることを指摘した。
 その上で、子どものやる気を引き出すには、ほめることが大切と強調。その中の注意点として、おだてにならないように、具体的にほめることや、子どもをよく観察して、これまでできなかったことができるようになったことなど変化を見つけてほめることが重要と話した。
 帰国子女にとっての帰国後の学校選びについて江藤さんは、中学、高校の学校に関する情報収集をするのは親の務めであると説明。学校選びのポイントでは、大学への合格実績なども大切な指針だが、その学校がどんなミッションを課しているか、どんな学校生活を送ることができるのかなどの情報を取り入れることが必要と話した。
 各学校の説明会には、神奈川県川崎市の桐光学園など私立八校の学校関係者が参加。各校が独自に掲げる理念を説明し、帰国生に配慮した受験システムや入学後の帰国生に対するケア、これまで入学した帰国生の現状などを紹介した。

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