【ジョクジャ特集】 オランダ時代の香り 城壁内の旧兵舎を改装 インディス・カフェ
ジョクジャカルタ最古の建築物として知られるフレドバーグ城壁の入り口に、今年4月、カフェ「インディス」がオープンした。
マリオボロ通りの南端、迎賓館として知られる「グドゥン・アグン」の前に構える城壁は、オランダ植民地時代の1765年に建設され、現在はフレドバーグ博物館となっている。カフェは、博物館の入り口をくぐり抜けた左側にある旧兵舎を改装したもの。厨房は当時と同じ場所にあるものを利用しているという。
屋外に並ぶパラソル、屋内のカウンターやテーブル席に分かれ、ジャカルタの旧市街コタにあるバタビア・カフェのように、オランダ時代の雰囲気を生かしたコンセプト。テレビ局のトークショーなどにも使われているという。
メニューは、ガドガドやソト、ラウォンなどインドネシア料理のほか、マッシュルームやカボチャ、ブロッコリーなど各種スープ、サラダなどを用意。3種類の米飯を盛り合わせたミックスライスや、チョコレートとプリンを組み合わせたオンビジュクックといったデザートなど「オランダ系インドネシア料理」をそろえている。観光客でにぎわうマリオボロ通りの新しい名所になりそうだ。
◇Indische Koffie
住所:Jl.Jend.A.Yani No. 6
電話:0274-580-004
ウェブサイト:www.indischekoffie.com
営業:火―日曜、午前9時―午後10時、月曜は休み