【スナンスナン】健康志向の人集って 新鮮野菜にアサイー ブルーゾーンセンター
健康で長生きする人々が多く住む地域を「ブルーゾーン」と呼ぶ研究者がいる。沖縄、ロマリンダ(米国カリフォルニア州)など世界に五つある。南ジャカルタ区クバヨランバルに健康志向の人を対象にした店「ブルーゾーンセンターインドネシア」がオープンしたと聞き、訪ねてみた。
1階にはベジタリアンやビーガン料理、アサイーボウルなどが楽しめるレストランのほか、健康ドリンクのバー、グルテンフリーのパンを販売するコーナーがある。2階には、フィットネスジムが8月に完成する予定で、「運動に健康的な食事と、一つの場所で楽しんでほしい」とオーナーのジェイソン・タヌさん(25)は話す。
メニューは野菜中心で、肉は取り扱っていない。「バーンヤード・バーガー(8万5千ルピア)」のパテは、すりつぶした豆やタマネギなどから作ったもの。肉の味にとても近く、物足りなさを感じることなく完食した。ほか、同様につくった団子が入った「ビーガン・バッソ(6万ルピア)」、ビーガンメニューの「ビビンパ・ボウル(7万5千ルピア)」も人気という。
サラダは8種類のメニューがあるほか、カスタマイズもできる。ドレッシングはこだわりの自家製で、和風セサミやレモンガーリックなど6種ある。
人気のアサイーボウルは、ブラジルから輸入したアサイーをたっぷり使い全10種。お勧めは、グリークヨーグルトがたっぷり乗った「ヨーギー・ボウル(ミディアム6万5千ルピア、ラージ8万5千ルピア)」。
ジェイソンさんは7年間、ロマリンダから近いロサンゼルスに暮らしていた。「ブルーゾーンに住む人々は健康で活発的な生活をしている。そういった空間を国内に作りたいと思った」と話す。
ジェイソンさんが特に「ここでしか楽しめない」と勧めるのは、健康ドリンク「コンブチャ」のバー。コンブチャは日本の昆布茶とは全く違う飲み物で、紅茶に菌株を加えて発酵させたもの。「米国では美容効果がある健康ドリンクとして大人気なんだよ」と話す。
飲んでみると、微炭酸で酸っぱく、すっきり。ミックスベリーズ、ハニーレモン、ローズなどの種類がある。(上村夏美、写真も)
◇Blue Zone Center Indonesia
住所 Jl. Gunawarman No. 51, Kby. Baru
Jakarta Selatan
☎︎ 021.7
203752
営業 月〜木曜 午前9時〜午後9時
金曜 午前9時〜午後6時
土曜 午前7時〜午後9時
日曜 午後6時〜同10時