【じゃらんじゃらん特集】 ご飯は背伸びして カワウソ シーワールドの新しい仲間
多様な生物の宝庫でもあるインドネシア。北ジャカルタ・アンチョールの水族館「シーワールド」に新しい仲間がやって来た。コツメカワウソの一種で、インドネシア各地で捕獲された5匹が来場者の注目を集めている。
「オッター(カワウソ)」のコーナーは6月に新設されたばかり。この5匹はジャワ島各地の湖沼で生息していたもので、体長は30―40センチ。寿命は約13年とされるが、この5匹は1―2歳の育ち盛りだ。
池の中に飛び込んで泳いだり、陸に上がってあちこち走り回ったりと元気な姿を見せる。一方で、直立不動できょとんと止まり、小さな瞳で観客をじっと見つめることも。陸の部分に造られた小さな洞穴の中に、数匹が丸まって眠る姿も見られる。
このコーナーの下には通路が設置されているため、池の中央部まで入り、ドーム型のガラス窓からカワウソを間近に観察することもできる。
毎日午前9時半、正午、午後2時の3回、餌づけショーを実施。飼育係が手にしたコイの切り身を食べようと、2本足で精一杯背伸びする。ボールを箱に入れる曲芸なども披露し、早くも子どもたちの人気者になっている。
家族連れなどでにぎわうシーワールドは現在、126種類・2万2千匹の淡水魚、26種類・5180匹の海水魚、13種類・79匹の無脊椎動物、5種類28匹のは虫類などを保有している。
◇シーワールド
入場料:平日5万、土日・祝日は6万ルピア
開館時間:午前9時―午後6時
電話:021-641-0080
ウェブサイト:
http://www.ancol.com/seaworld