部紹介「挑戦してみて」 家族で週末楽しむ JJC個人部会フェス
ジャカルタ・ジャパンクラブ(JJC)は14日、バンテン州南タンゲラン市ビンタロのジャカルタ日本人学校(JJS)でJJC個人部会フェスティバルを開催した。同校に通う園児や児童、生徒、保護者たちのほか、新しく駐在生活を始めた在留邦人に向けて各部が活動内容を紹介し、参加を呼び掛けるイベント。近年の好景気を背景にジャカルタや周辺地域の邦人数が増加していることもあり、昨年から3割増となる約2千人が来場した。
当日は15の部が参加し、体育館や教室、グラウンドなどで練習体験やミニゲームを実施。7回目となる今年は初めてスタンプラリーを実施し、子どもたちは一つでも多くマスを埋めようと、各会場で未体験のスポーツや活動に積極的に挑戦した。
午後には、各部が数百人の観客の前で演奏や演武を披露。生徒による和太鼓演奏も行われた。日本往復ペア航空券など豪華賞品が当たる恒例の抽選会では、JJC個人部会長の菅沼一郎さんがカードの引き役に。司会は、愛知県のFM放送局の元アナウンサーでジャカルタ在住の服部愛子さんが務めた。
校舎の中庭では、バリダンス部とバリガムラン部、女声コーラス部による公演も行われた。
JJCの清水力事務局長は、会場の盛り上がりを見て「今回は大成功」と語った。「邦人ネットワークがより強くなってきたことを感じた」と感想を述べた。
旅行代理店ジャバト社長の政本康之さんによる「旅講座」や、インドネシア人漫画家シャーリー・ヨアニタ・スシロさんの「イラスト講座」も行われた。
各部では随時、体験入部を受け付けている。詳細はJJCウェブサイト(www.jjc.or.id)で。
■体験型ゲームが人気的抜き、素振り、投げ技‥
子どもたちでにぎわったのが、体験型のミニゲームだ。リトルリーグ部は、離れた6枚のボードを落とす的抜きゲームなどを開催。ソフトボール経験のある小学部3年生の東勇輔君は「球が小さくて投げやすかった」と挑戦後に感想を語った。
幼稚園に入園前の子どもが積極的に練習体験に参加する姿も。なかざわいつきちゃん(4)は、柔道部の投げ技体験に参加。体の大きい部員を倒すとぱっと笑顔になり、「楽しかった」と話した。
子どもたちに混じってバドミントンの練習に参加した保護者の鈴木由実子さんは、「思い切りラケットを振ると気持ちいい。子どもと一緒に参加してみたい」と語った。
空手道部、柔道部の白い道着を付けた子どもが剣道部の正面振りに挑戦するなど、部活の垣根を越えた交流も見られた。