【JJCソフトボール開幕特集】 「世界一」の高レベル」―(秋元事務局長) 「必死こいてる姿」に注目(赤井部長) 事務局幹部が座談会

 JJC(ジャカルタ・ジャパンクラブ)ソフトボール部の2012年度前期大会開幕を前に、ソフトボール部の赤井繁喜部長と秋元国俊事務局長にJJCソフトの魅力と大会の見どころについて語り合ってもらった。

◇ジャカルタのソフトボールのレベルは高いと聞きます。活動はどんな様子ですか。
 秋元 「ジャカルタのレベルの高さは群を抜いている。世界一じゃないかな」
 赤井 「帰国してからもソフトで生まれたつながりを大切にしている人は多い。壁新聞のように世界中の拠点にジャカルタのソフトの成績を配信している企業もあるほどだ」
 秋元 「仕事以外であれだけ意地を張り合える機会はなかなかないよね」

◇なぜそこまで盛り上がりを見せるのでしょう。
 秋元 「生涯スポーツと競技スポーツをうまく融合させるために工夫した『ジャカルタルール』の存在が大きい。捕逸はボールデッド、盗塁は禁止にして初心者への配慮や安全を確保しながら、他の駐在地の多くで採用されるスローピッチのソフトとは違い、ウインドミル投法が許されるなど、競技志向も楽しめる仕組みになっている」
 赤井 「このルールも手伝って、試合は真剣そのもの。対戦相手のことを『なにくそ』と思って闘うが、後日レストランで会うと『おう』とあいさつし合う間柄になっている。仕事も出身も違う人がソフトをやっているというだけで通じ合えるというのが、多くの人を魅了する一番の理由でしょう」

◇大会の見どころを聞かせてください。
 秋元 「技量的に上手、下手はもちろんあるが、大の大人が休日にでかけて、大声出して、必死になって球を追いかけている姿を見てほしい」
 赤井 「年齢を忘れて、童心に返って見せる『必死こいてる姿』に注目だね。やり始めたら、最初は熱心でなかった人が肉離れするまで走ったり、スライディングして足をくじいたり。仕事でそこまでやらないだろう、っていう姿が見られる(笑)。誰も期待していなかった『彼』がポコーンと打つとみんなが大喜びするところはソフトならではの大醍醐味だよ」
 秋元 「実際の勝負は混戦になるだろうね。最近は駐在員の出入りの激しさを反映して、一年間でチームの勢力ががらりと変わる。開幕以降に初めてそれぞれのチーム事情が見えてくる。みんな今どきどきしながら開幕を待っていると思うよ。楽しみだね」

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