【縁日祭特集】 熱狂2日間 イベントてんこ盛り
日本食の露店が繰り出し、路上は家族や友人で連れ添った人でにぎわう。神輿・山車をはじめ、もちつき大会やよさこいソーラン。今年で3回目となる縁日祭には、インドネシアの頂点を決めるコスプレ大会、 参加型路上パフォーマンスとして阿波踊りなどが新しく加わった。懐かしい日本の行事を、思う存分楽しもう。主なイベントを紹介する。
■三つの連が練り歩く 阿波踊りパレード
両日開催される徳島伝統の阿波踊りパレードは、ジャカルタで初めての試みだ。
徳島出身者を中心とした日本人とインドネシア人混合の「キラキラたぬき連」とインドネシア人のエイサーやよさこいチームによる合同連、日本語劇団「en塾(エンジュク)」のメンバーが参加する「en塾連」の三つの連が参加。総勢120人がブロックM内の通りを練り歩く。
囃子(はやし)の曲は、徳島で結成80年以上の歴史を持つ有名連の一つ「のんき連」が制作。浴衣や法被(はっぴ)をまとい、うちわや提灯を持って男踊りと女踊りを披露する。
パレードは午後5時から、演舞時間は30分。列をなして練り歩く流し踊りや来賓席の前で披露する構成舞踊、三つの連による総踊りを順に披露する。
■30日、第2ステージに登場 JKT48
日本の国民的アイドルAKB48の姉妹グループ「JKT48」は30日午後8時15分ごろから、第2ステージで出演する。また会場では、ポスターやTシャツなどJKT48のオフィシャルグッズが販売される予定。
■ポップカルチャー満載 アニメファン彩る第2ステージ
30日には世界コスプレ・サミットのインドネシア代表を決定する「インドネシア・コスプレ・グランド・プリックス(ICGP)」、7月1日には昨年に続き、コスプレ全国大会「CLAS:H」のジャカルタ予選を開催する。レベルの高いコスプレを一目見ようと、首都圏のファンが集結する。
ICGPには約10組が参加。優勝グループは、8月に名古屋・大須で行われる第10回世界コスプレ・サミットに招待される。CLAS:Hには約40組が参加。入賞者は、9月に中央ジャカルタ・イストラスナヤンで行われる全国大会への切符を手に入れる。
昨年のCLAS:Hでは特設ステージでキャラクターにふんした参加者が、高さ4メートル、幅8メートルの巨大スクリーンに映された映像、効果音とともにゲームの必殺技などを繰り出した。
今年はインドネシアのコスプレをさらに盛り上げようと、日本からゲストが駆けつける。両日とも、ニコニコ生放送などで知られる著名着ぐるみアイドルの桃知みなみさんが登場。DJパフォーマンスや観客参加型のパラパラショーで会場を沸かせる。
今回は、トヨタの米国のCMにも登場したバーチャルキャラクター「初音ミク」の公式イベントがインドネシアで初開催。ファン参加型の企画のほか、スクリーンでキャラクターやボーカロイドの紹介を行う。