総勢161人が熱戦 第57回JJCテニストーナメント
インドネシア在住の邦人テニス愛好家らが一堂に会し、半年に1度、日頃の練習の成果を競い合う第57回ジャカルタ・ジャパン・クラブ(JJC)テニストーナメントが9、10日の両日中央ジャカルタ・クマヨランのプサット・テニス・クマヨランで開催され、161人が参加した。下は10歳から上は69歳までのプレーヤーたちが熱戦を繰り広げた。
9日には小・中学生の部、一般混合の部が行われた。小学校高学年の部(8組)は水流・長谷川ペアが下馬評通り優勝を飾った。今回で3連覇を達成した長谷川朋生さんは「最初は緊張したが、水流さんに助けられた。次も優勝を狙う」と話した。シングルスで行われた中学生の部(5人)は 佐藤魁星さんが2回目の優勝。佐藤さんは「ローカルの試合にも出場し、もっと腕を磨いていきたい」とさらなる高みを目指す。
10日には一般男子・女子ダブルスの試合が行われた。実力伯仲していた一般女子A(9組)はの西原・上野ペアが足立・篠原ペアに競り勝って優勝。4連覇を成し遂げた西原陽子さんは「上野さんのおかげ。今日のために二人で対策を練ってよかった」と話した。
観客が注目する中、行われた一般男子A(24組)決勝は戸掘・森本ペア対日笠・大岡ペア。注目は森本昌泰さんの5連覇か、京都大学の先輩、後輩コンビがそれを阻むか。熱戦の末、日笠・大岡ペアが優勝をもぎ取った。勝利を手にした二人は「2週間、戸掘・森本ペアを倒すために特訓を続けてきてよかった」と優勝をかみ締めた。男子一般Aはベスト4に60代後半の選手が2人入るなど高齢のプレーヤーの活躍が目立った。
大会の責任者として準備・運営に奮闘した森本昌泰さんは「大人の参加者が昨年より増えて一般は盛り上がった。次回は子どもたちの数を増やしたい」と話した。
■各部門の入賞者は左記の通り(優勝、準優勝、3位、コンソレ優勝)
小学生低学年―曾原拓海・鈴木快、仁平拓馬・山本創
小学生高学年―水流海太・長谷川朋生、杉本沙弥・鈴木千尋、松井健晃・一法師温士、鈴木まゆ・鈴木陸朗
中学生(シングルス)―佐藤魁星、長谷川悠紀、松原海斗(コンソレ)
一般混合―森本昌泰・松山幹、寺島弘太郎・柳田淳子、松山安男・松山博美、橋本仁志・足立歩
一般男子A―日笠浩之・大岡聡、戸掘勝廣・森本昌泰、村松靖夫・大淵雄介、松山安男・藤田耕一
一般男子B―鈴木涼太・佐藤魁星、春日勇治・宮本利英、内野勝夫・塚原修(コンソレ)
一般女子A―上野由香里・西原陽子、足立歩・篠原美幸、堀真紀子・柳田淳子、中居ミミン・曾原圭子
一般女子B―仁平純子・安室真由美、地土百恵・足立彩乃、三上敬子・濱田有香、伊藤未佳・繁昌久美(敬称略)