東南アジア初 ジャカルタに パパブブレ スペイン発あめ専門店 オーダーメードも可
スペイン発のあめ専門店「パパブブレ」の東南アジア1号店が今年4月、中央ジャカルタのモール「グランド・インドネシア」4階にオープンした。店頭では、あめ作りの実演も実施。週末には水あめが引き延ばされ、同じ柄のあめが次々とできていく様子を興味深く見る人が集まっている。
オーナーのアストリッドさんは「パパブブレの魅力の一つは、デザイン性」と強調。日本の金太郎あめと同じで、平たく小さく丸いあめに絵が描かれている。中にはスイカ、オレンジなどフルーツの切り口の絵柄もある。ラマダン(断食月)中はクトゥパット(ヤシの若葉を編んだもの)柄も販売している。
原材料の8割は国産。インドネシア限定の「ドリアン」や「ジンジャー」「ライチ」味も取り扱う。
「パパブブレ」は、日本でも人気。横浜、福岡、東京の渋谷と中野を含め世界21カ所に展開しており、今回は東南アジア初店舗となる。日本では店舗と高級スーパー「ディーン&デルーカ」のみで販売。公式通販がなく、遠方のファンの需要を満たすため、非公式に「買い付け代行・発送」のサービスを受け付ける業者も現れている。
■企業もオーダーメイドで
他店同様、オーダーメイドも受け付けている。4月のオープン以降、結婚式の引き出物、誕生日パーティーのおみやげ用に、名前入り、柄入りのオーダーがあった。ラベルのデザインもパパブブレのスタッフが請け負う。
企業からのオーダーもある。店頭には、化粧品ブランド「SKー?」のロゴを模したあめも展示してあった。アストリッドさんは「新商品発表のノベルティグッズとしても使えますよ」とアピールした。(堀田実希、写真も)