指導者迎え本格練習 元音楽教師の本田さん 邦人ゴスペルサークル ブンガ・ブンガ
邦人主婦のゴスペルサークル「ブンガ・ブンガ」は7月、合唱の指導者に都立高校の元音楽教師、本田弓子さんを迎えた。本田さんは北海道、東京で高校生や地域の合唱サークルの指導を16年行って来た合唱指導のプロ。前任の指導者が帰国したため、それまでゴスペルのビデオクリップなどを参考にして歌っていたメンバーらは、本田さんの指導の下、表現力をの幅を広げようと、毎週水曜日、歌声を響かせている。
29日、南ジャカルタ・アンタサリ通りのアパートメント・エグゼクティブ・パラダイスの1室に、初めて参加した4人を含む14人が集まった。「スムーズに声が出るように」と本田さんが提案したストレッチと発声練習もこなし、ソプラノ、メゾソプラノ、アルトの三つのパートに分かれ、指導を受けた。
この日の課題曲は「アヴェ・マリア」。楽譜を持ったメンバー4人は電子ピアノの前に座る本田さんを囲い、伴奏に合わせ「ラー、ラー」と歌う。本田さんは伴奏を弾きながら「ここはメゾソプラノの声がソプラノより上になるから、引っ張られないように」と、時には険しい表情で指摘。メンバーらは指導者の助言に応えようと、必死の表情で音符を追った。パートごとの練習に役立てようと、ピアノの伴奏を録音するメンバーもおり、全体的にモチベーションは高い。
本田さんは、知人から紹介を受け同サークルの指導者になることを引き受けた。メンバーから歌が好きという気持ちが伝わってきたと語り、「表現方法が増え、さらに気持ちよく歌えるようお手伝いし、みんなで曲を作り上げてきたい」と意気込みを話した。
腹から声を出した練習後、すっきりした表情を浮かべたメンバーは、お菓子などを片手に雑談を楽しんだ。「思い切り歌ってストレス発散してスッキリし、交流もできるいいリフレッシュの場になる」とメンバーの一人は語る。今回体験参加した主婦は「和気あいあいで雰囲気がいい。歌うのは久しぶりで、気持ちよかった」と満足気な表情を浮かべた。
■メンバー募集中
ブンガ・ブンガは、メンバー、体験希望者を募集している。詳細は都さん(メール millo-daisy0214@hotmail.co.jp、携帯0858・1112・7092)まで。(堀田実希、写真も)