UI学生が電気車製造 ソロの高校生に続け 国際サーキットでデビューへ
インドネシア大(UI)工学部の学生チームが省エネ自動車三モデルを設計・製造し、二十六日、西ジャワ州デポックの同大キャンパスで披露した。
各国の学生チームが設計・製作した省エネ車のエネルギー効率と走行距離を競う「シェル・エコマラソン・アジア(SEM)2012」のために製作した。SEM2012は今年七月にマレーシアのセパン国際サーキットで行われる。
UIの学生が製作したのは電気自動車、ガソリン自動車、アーバン(都市的な)コンセプトの三部門の自動車。電気自動車は全長二千六百九十ミリ、全幅九百四十ミリで、リチウム電池を使用。最速時速三十キロで走るという。
シェルインドネシアのダルウィン・シララヒ社長は「SEMが学生に省エネ分野での創造を促すことを期待する」と説明。UIのグミラル・ルスリワ・スマントリ学長は「現在はキャンパス内を自動車やオートバイが走っているが、今後はこの電気自動車が走るようになってほしい」と期待を込めた。
今年初めには中部ジャワ州スラカルタ(ソロ)の高校生が造った国産車「エスエムカ」がソロ市長の公用車に採用され、話題になった。