【スナンスナン】優雅なタイ料理ランチ 洗練された内装 バリ島クロボカン
これまで午後6時半開店だったバリ島クロボカンのタイ料理店「ソムチャイ」がランチを始めたと聞いて行ってみた。ストリートフード・キッチンと書かれた看板からカジュアルな雰囲気を想像していたら、実はファインダイニングと言ってもよさそうな洗練されたインテリア。奥にはウエディングなどのイベント会場として使える100人収容の部屋もあった。
ソムチャイは英国スコットランド出身のオーナーシェフ、ウィル・メイリックさんがバリに展開する5店の一つ。それぞれが独自の東南アジア料理とサービスの良さで人気を博しているが、ソムチャイはその中でもタイ料理が専門だ。
まず、メニューの屋台料理(ストリートフード)の中からサツマイモを使ったベジタリアンカレーパフ(6万5千ルピア)を。インド料理のサモサのようだが、薄い皮が幾重にもなっていてパイのよう。同じく屋台料理のパンダンの葉で包んだチキン(8万ルピア)は、パンダンの香りやスパイスが肉にしっかりしみ込んでいた。スィートコーンやリンゴなどを合えた甘酸っぱくて辛味の効いたバンコックサラダ(6万5千ルピア)は今回食べた中で特に印象的だった。
タイ料理と言えばトムヤムスープ(9万ルピア)。透明ではなく、ローストチリペーストを使った茶色の濃厚なもので、エビやイカがたっぷり入っている。生野菜を添えたタイの焼きソバのパットシーユー(11万ルピア)も濃い色をしているが、甘み、塩味とも丁度よかった。
どの料理も絵のように丁寧に盛り付けられ、テーブルでの話題はおのずから料理が中心になった。ランチにはそれぞれ3種類の前菜と主菜から1品ずつ選べる、アイスティー付きのセットメニュー(15万ルピア)もある。正午から午後3時まで。ディナーは午後6時半から同11時までで、メニューはランチと異なる。
「何を注文していいか迷ったらウェートレスに気軽に相談してください。料理はシェフより説明を受けた上ですべて試食済みです」とソムチャイのマキシミリさんは話している。(北井香織、写真も)
◇SOM CHAI
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