メロディーさん裏方に 卒業コンサートで発表
アイドルグループJKT48劇場支配人のメロディー・ヌランダニ・ラクサニさん(26)の卒業コンサートが24日、南ジャカルタのモール、コタ・カサブランカのホール「ザ・カサブランカ」であり、終了間際にはメロディーさんがグループ運営チームのゼネラルマネジャーに就任することが発表された。芸能活動の表舞台から退き、プロモーション方針やメンバーのマネジメントなど後方支援に徹する。
コンサート当日はメロディーさんの26歳の誕生日。同じ1期生メンバーらのメッセージが動画で紹介され、日本からは元JKT48の野澤玲奈さん(19)、楽曲「NEW SHIP」でWセンターとして共演したSKE48の松井珠理奈さん(21)が祝いの言葉を贈った。
仲川遥香さん(26)ら1期生メンバーも登場し、会場を盛り上げた。
全31曲を熱演したコンサート終盤、最後の曲となった「ディリム・メロディー」の演奏中、突然曲が止まり、メロディーさんのJKT48運営チームのゼネラルマネジャー就任が発表された。
卒業発表前からグループのオリジナル楽曲とブンカルノ競技場(中央ジャカルタ)でのライブ実現をグループの夢に掲げていたメロディーさん。「かなえられていない夢をメンバーたちが実現できるよう支援していきたい」と意気込んだ。
メロディーさんの卒業に合わせ、1期生のシャニア・ジュニアナタさん(19)がJKT48全体のキャプテン、2期生のプリシリア・サリ・デウィさん(愛称シシル、18)がグループの顔であるチームJのキャプテンに就任した。
JKT48は2011年、日本のAKB48初の海外姉妹グループとして発足した。16年末に仲川さんが卒業後、唯一の日本人メンバーだった近野莉奈さん(24)は、3月17日付けで卒業した。(中島昭浩、写真も)