【スナンスナン】和菓子を堪能、団子に大福 お土産にもおすすめ ビンタロ

 バンテン州南タンゲラン市ビンタロのジャカルタ日本人学校近くに昨年8月にオープンした日本食レストラン「榎屋」。日本から輸入した団子や大福などの和菓子を楽しめるほか、ラーメンなどのメニューが充実。ちょっとしたお茶会やランチのほか、手土産を買いに利用できるスポットだ。

 自慢の団子(一本1万5千ルピア)はみたらしとインドネシアオリジナルの抹茶チョコの二つの味から選べる。もちもちの団子はちょっとした手土産にももってこいの品だ。
 揚げたてのかりんとうまんじゅう(一つ1万8千ルピア)はさくさくした生地と甘さ控えめの粒あんが特徴。大福(同2万3千ルピア)は持ち帰り用の冷凍品のみの販売。粒あんがぎっしり詰まっており、食べ応えがある。  
 和菓子以外の和食メニューも充実する。売れ筋は茨城県ひたちなか市のご当地ラーメン、スタミナラーメン(5万2千ルピア)。野菜がたっぷりのった太麺に、にんにくとしょうがの効いた甘辛いあんがよく絡み、やみつきになる味だ。これを目当てにやって来る客もいるという。
 また、ごまだれがおいしい冷やし中華(4万7千ルピア)も暑い日におすすめ。煮卵に鶏肉のチャーシューが食欲をそそる。このほかにもかき氷やカレーライス、手羽先から揚げ、たこ焼きなどバリエーション豊かなメニューがそろう。
 運営するのは、日本で団子などの和菓子を製造する森永牛乳配給(茨城県小美玉市)。日本では全国約300店に団子などを卸売りするほか、東京都港区と千葉県成田市で和菓子専門店「榎屋」を営む。
 インドネシアでは2016年ごろから、日本貿易振興機構(ジェトロ)主催のテストキッチンや日系スーパーでのイベントなどを通して進出準備を進め、17年の同直営店オープンにこぎ着けた。
 一方で、和菓子の認知度はそう高くない。和菓子のおいしさを知ってもらおうと、17年11月には中央ジャカルタで開かれた国際食品見本市に出展、試食を提供する店前には人だかりもできた。岩田功一社長は「餅といえる食べ物は他の国にもあるが、日本のおいしい餅を広げたい」と進出への思いを語った。(坂田優菜、写真も) 
 ◇Enokiya
住所 Jl. Senayan Utama No. 9, Bintaro Sektor9, Tangerang Selatan, Banten 
☎ 0815.1174.0188
営業 午前9時〜午後10時

特別企画 の最新記事

関連記事

本日の紙面

JJC

人気連載

天皇皇后両陛下インドネシアご訪問NEW

ぶらり  インドネシアNEW

有料版PDFNEW

「探訪」

トップ インタビュー

モナスにそよぐ風

今日は心の日曜日

インドネシア人記者の目

HALO-HALOフィリピン

別刷り特集

忘れ得ぬ人々

スナン・スナン

お知らせ

JJC理事会

修郎先生の事件簿

これで納得税務相談

不思議インドネシア

おすすめ観光情報

為替経済Weekly