【スナンスナン】これぞクラシック・ジャパン 南ジャカルタ・セノパティ 和風居酒屋がオープン
和風居酒屋「奥園」がこのほど、南ジャカルタのセノパティ通りにソフトオープンした。レストランの基本コンセプトは「ザ・クラシック・ジャパン」。日本好きなインドネシア人ら12人が設立者となり、香港やタイでの日本の居酒屋チェーンの海外展開を取り仕切ったゼン・エクスポーティングの末吉弘晃さん(37)ら日本レストラン開店請負チームが、どこにもないオーダーメードのレストランとして、2年半をかけて作り上げた。
設立者の1人であるダーウィン・レオ氏は、「気楽に入れる日本の居酒屋の居心地の良さを持ちながらも、店のデザインや雰囲気、サービスは最高のものにしたい」と、何度も日本や海外に行き、人気の和風居酒屋を見学したという。今回の出店は、あえて車の通行量の多い場所を選び、外から見ても「日本」が分かるクラシック・ジャパンのインパクトのある外観にしたと語る。
こだわりは、外観のみならずレストランの内部各所にも。座席数は220、升席と呼ばれるボックス席が段差をつけて設置され、ゼン・ガーデンと呼ばれる石庭を囲む形で座敷4部屋とテラス席。そのほか、カウンター席、2階にはVIPルーム、日本茶にもこだわり、お茶のためのバーカウンターを設けた。
お値段は、ランチが7万ルピアから15万ルピア。お勧めの定食メニューは、日替わり魚定食や牛タン炭火焼き定食、チキン南蛮定食など6種類、9万5千ルピアから。
ディナーは、1人30万ルピア程度と高級感の漂うお店の雰囲気とは対照的にリーズナブル。日本酒がお手ごろに1合20万ルピアから注文できる。
お勧めは、升に入った升ずしやあぶりカンパチのだし茶づけ。北海道噴火湾産ホタテ炭火バターなど、旬の食材を堪能できる。また、一度ソースにつけてから、オーブンで時間をかけて低温調理、その後に炭火であぶって再度ソースをかけるという手間のかかった照り焼きチキンは、身がしっとりとして絶品。限定1日10食。
営業時間は、午前11時から午後11時まで。土日と祝日は、午後3時から同5時半までアフタヌーンティー・メニューあり。(太田勉)
OKUZONO
住所 Jl. Suryo No.1, Kebayoran baru, Jakarta Selatan
☎ 021・2793・3565