【スナンスナン】「手ごろ」なオランダ風喫茶 ベンヒル 祖母に感謝を込め
中央ジャカルタのブンドゥンガン・ヒリル通り(ベンヒル)に評判が高いオランダ風の喫茶店「グッドクープ」がある。オランダ語で「手ごろ、安い」という意味で、「手ごろ」なメニューで地元の人たちに人気だ。
喫茶店は、姉妹と幼なじみの友人の女性3人がコーヒーとブランチの趣味が同じというきっかけで、2013年3月にオープンした。ワルン・コピ(近所の喫茶店)をコンセプトに経営は順調で、その2年後にはクボン・ジュルック通りにあるスーパーに2号店を開いた。
店長のプトゥリ・アビセナさんによると、1号店の建物は元々姉妹の祖母の自宅だったといい、改装後もアットホームな雰囲気が残されている。オランダをテーマに選んだ理由もその自宅を譲ってくれた祖母への感謝の気持ちを込めたからという。
「歴史的にはもちろんだが、祖母のようにオランダの文化や習慣に影響されて育った年配の人は多い。その人々が店を訪れ、昔のことを振り返って笑顔になってくれたらうれしいということからオランダをテーマに決めた」とプトゥリさんが話した。
ベンヒルの近所は、年配の人だけでなく、会社員や学生なども多い。その客層を招くために手ごろなメニューを提供するこだわりがあり、店名を付けたという。
メニューのなかでは、パンネクック(オランダ風のパンケーキ)がイチ押し。スイーツのクレープ生地の上にリンゴスライスを乗せ、自家製カラメルソースと粉砂糖がたっぷり(3万2千〜4万ルピア)。通常のパンケーキと違い、薄めのクレープ生地がポイントという。スナックなら3種類のディップソースが付くフライドポテトやメンチ牛肉をパン粉の衣に包めて揚げたビターバレン(いずれも2万7千ルピア)がおすすめ。
メーンにはハンバーガーやステーキ、パスタなどの洋食のほか、インドネシア料理もある(2万2千〜7万7千ルピア)。飲み物は幅広いが、エスプレッソベースのモカボン(2万9千ルピア)やナタデココが入る甘いジャワ紅茶のグッドクープ・ティー(1万7千ルピア)が人気だ。(アリョ・テジョ、写真も)
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