幻のジャワトラ、まだいる? 隠しカメラで探索強化 メル・ブティリ国立公園
すでに絶滅したと考えられているジャワトラがまだ生息している可能性があるとして、東ジャワ州のメル・ブティリ国立公園で職員が隠しカメラを使って探索に乗り出している。アンタラ通信が報じた。
同公園のバンバン・ダルマジャ園長によると、ここ二カ月の間で、園内に設置する隠しカメラの数を増やしジャワトラの探索を強化。ジャワトラは毛皮の採取などのために密猟され、一九八〇年代に絶滅したと考えられているが、九七年に園の職員がジャワトラのものとみられる足跡や糞を確認。同園では生存が期待されているという。
バンバン園長は「多くの人がジャワトラは絶滅したと考えている。職員の誰も姿を見たものはいないし、これまでに仕掛けたカメラにも映っていないが、ジャワトラはまだ生存していると思っている」と話し、「カメラに収め、まだ生存していることを示したい」と語った。