ジャワジャズあす開幕 国内外の1700人出演 「日本からもチケット予約」
二日から三日間、中央ジャカルタ・クマヨランの国際展示場(JIExpo)で開かれる第八回ジャカルタ国際ジャワ・ジャズ・フェスティバル(ジャワジャズ)を控え、二十九日、出演する世界のトップミュージシャンが次々とジャカルタ入りした。
屋内十三、屋外五の計十八ステージを設置。三日間で海外四十五組、国内百二十組の百六十五組、計千七百人のミュージシャンが参加し、十万人を超える観客を見込むアジア最大のジャズの祭典だ。
中央ジャカルタのホテル・ボロブドゥールで開かれた記者会見で、主催者の実業家ピーター・ゴンタ氏は後援の商業省高官らに謝意を表明。「米国経済をけん引するのは音楽や映画、ファッション、メディアなどの創造産業だ。ジャワジャズを通じ、国内の創造産業を振興していきたい」と話した。
オンライン・チケットの販売状況について「マレーシア、シンガポール、日本、タイ、豪州などのファンが購入している」と海外でジャワジャズの知名度が高まっていることを強調。平穏でアートを楽しむ国であることを海外へ発信していきたいと語った。
一九六〇年代からジャズ・フュージョンシーンをリードしてきた米国のハービー・ハンコックも会見に出席。以前、妻とともにジャカルタの小学校やボロブドゥール寺院などを訪れた時の思い出を語り、「再訪できて本当にうれしい」と笑顔を見せた。
ジャワジャズには、スティービー・ワンダー、パット・メセニー、マンハッタン・トランスファー、デイブ・コーズ、スウィング・アウト・シスター、ローラ・フィジー、アル・ジャロウ、ジョージ・デューク、ボビー・マクファーリンら世界のトップスターが出演。日本からDEPAPEPE(デパペペ)、イル・アンド・ピンプ・セッションズ、日系のブルース・ハマダ、ジャカルタ在住邦人のビッグバンドのギャラクシーが参加する。