【スナンスナン】モダンでコンフォート クバヨランバル 3シェフが競演
南ジャカルタ・クバヨランバルにあるカジュアルダイニング「アタリーン・ジャカルタ」はこのほど、2016年10月のオープン以来、初めてメニューを一新した。コンセプトは「モダンでコンフォート」。14品の新しいメニューは3人のシェフが考案した「癒やされる現代料理」。さあてお味は?
シェフ3人は、それぞれ海外で経験を積んできた。米国カリフォルニア州出身の米国人、ジェイコブ・バレルさん(41)は、ミシュラン三つ星のレストランで副料理長として働いた。インドネシア人のイスマワンさん(31)はアラブ首長国連邦で腕を磨いた。同じくインドネシア人のアディティヤ・ムスキタさん(25)はバリやシンガポール、ニューヨークで働いてきた。
3人の豊富な経験とオープン後に客からの意見を参考にしながらアイデアを出し合って考えたのが今回の新メニューだ。新鮮な食材を生かし、斬新ながらどこか懐かしく、安心する味を提供する。
店内にある窯を使って、まきで焼いたメニューはその一つ。フラットブレッド(6万5千ルピア)はもちもちとしたパンにブッラータというミルキーでトロトロしたチーズと同店特製トマトジャムを付けて食べる。ウッドファイヤード・ホール・フィッシュ(32万5千ルピア)も人気で、朝一番、市場から届く新鮮な魚をそのまま焼く。スパイスとハーブの香りが魚をさらにおいしくする。
野菜ではオリジナルのアンチョビーソースがかかったシャキシャキとした芽キャベツ(7万5千ルピア)が人気だ。他にもトマトスープ(3万ルピア)やバーベキュー焼きイカとミニポテト(9万5千ルピア)など新鮮な素材のうま味を生かしたメニューが並ぶ。
さらに、同店の魅力の一つがワインだ。イタリア、フランス、スペイン、オーストラリアなど世界各国計70種のワインを楽しむことができる。店内では大阪や東京などで何度もソムリエ大会に出場した経験を持つプロのソムリエが食事に合うワインを紹介してくれる。
料理とワインをさらにおいしくするのは、カジュアルな雰囲気で開放的な空間が広がる店内。ジャカルタの騒がしさを忘れてゆったりとくつろぐことができる。店中央にはビンテージの乗用車が置いてあったり、天井には本物の植物が飾られてあったりと凝った装飾も印象的だ。
同店は今後も3シェフが手がける新メニューを定期的に出していくという。(上村夏美、写真も)
Attarine Jakarta
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