長蛇の列 絶えず キング・マンゴー・タイ オープンから1カ月

 タイ産キング・マンゴーをふんだんに使ったスムージー店「キング・マンゴー・タイ」が6月10日、西ジャカルタのモール「ネオ・ソホー」LG階にオープンして1カ月が経過した。人気が収まる様子はなく、店の前では現在も長蛇の列が絶えない。

 マンゴースムージーの最大の特徴はその大きさとフレッシュな口触り。高さ約20センチのカップに、シンプルなマンゴースムージー、ホイップクリーム、冷凍マンゴーのスライスが層になっており、一番上には角切りのマンゴーがトッピングされている。
 この「巨大スムージー」を味わおうと、平日の10日昼すぎ、店の前では40人以上が行列を作っていた。家族、友だち、カップルなどがセルフィー(自撮り)したり、目の前で作られるマンゴースムージーを珍しそうに写真に撮ったりしていた。
 次々に客をさばく同店員のイワン・リスキーさん(30)は、手を動かしながら「開店から30分もたたないうちから、ずっと行列ができている。この行列を見て並ぶ人も多いと思う」と話し、「スムージーはあまりにも大きいので2人から3人でシェアしてもらえば」と付け加えた。
 西ジャカルタに住む主婦のスリアナさん(40)は2回目の来店。「オープンしたばかりの6月は2時間待ちだった。きょうは少しはすいているかと思って来たけど、それでも1時間は待った」と話す。息子のブレンソンさん(6)は「(中に入っている)ホイップクリームとマンゴーがおいしい」と笑顔で話した。
 友達と楽しそうに写真を撮っていた学生のリンダ・グナワンさん(23)はインスタグラムの投稿写真を見て来店したという。「写真で見るよりはるかに大きくてびっくりした。友達とシェアして食べる。私もインスタグラムに写真を投稿する」と話した。行列には約50分間並んだという。
 行列を見て並んだのは主婦のルーシーさん(40)。「普通のスムージーは甘くて苦手だったけれど、これはマンゴーの味がしっかりしていてフレッシュでおいしい」と話した。「ただ、1人で食べるには多すぎる」と話し、3歳と4歳の娘と一緒に食べていた。
 マンゴースムージーの価格は5万ルピア。営業時間は午前10時〜午後10時。店内には3組ほどが座れるスペースがあるが、混雑しているためテイクアウトをしていく客がほとんどだった。(上村夏美)

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