【スナンスナン】気になる「ポケ丼」 ジャカルタに上陸 ハワイ版ちらしずし
いま日本で注目を集めているハワイアンフード「ポケ丼」。ポケ(生魚の切り身)をしょうゆなどのたれに漬け、野菜や海藻などと一緒にごはんに乗せて食べるハワイ版ちらしずしだ。手軽でおいしい上、ヘルシーだと昨年、米国西海岸でブームとなり、日本をはじめアジア、ヨーロッパにも飛び火した。今回は気になるポケ丼が食べられるお店を紹介する。
「ホヌ・ポケ&マッチャ」は2月、南ジャカルタのクマンにオープンした、ポケ丼と抹茶ドリンクの専門店。若い人や健康意識の高い女性客でにぎわう。
オーナーの1人、サーシャ・ロサリさんは、ポケ丼を扱うきっかけとして、インドネシア、特にジャカルタでは健康的な食を望む人が増えているとした上で、「サラダやスムージーバーのほかに手軽に食べられるヘルシーな食事の選択肢が少ない」と話した。
メニューにはポケ丼5種を含めた7種類と抹茶系ドリンクなどが並ぶ。おすすめは、サーモンがメーンの「ユゴ」(7万5千ルピア)とマグロとサーモンの入った「トゥー&トゥー」(同)。サイズは大小あり、ご飯は酢飯と玄米から選べる。持ち帰りも可。甘い酢飯としょうゆの染みたサーモンとぱりぱりのワカメの相性は抜群だ。
またサーシャさんは大の抹茶好き。友人の勧めで抹茶を知り、現在はコーヒーの代わりに毎日抹茶を飲んでいるという。同店をきっかけに、「抹茶の良さをもっとインドネシアに広めたい」と熱っぽく話した。同店は、鹿児島から直輸入した有機栽培の抹茶を使用ている。お茶の味を楽しめる「マッチャ」のほか、レモンの酸味が効いた「ジンジャー・レモン・マッチャ」や甘めの「マッチャラテ」もそろえる。
今後は新しいポケ丼や抹茶アイスクリームなどをメニューに加えるほか、ベジタリアン向けメニューも新設する予定という。
■自分好みも
パシフィックプレース4階にも4月にオープンしたポケ丼スタンドがある。
ポケショップ・リムでは、トッピングを選んで自分好みのポケ丼を楽しむことができる。ほかほかの飯につゆだくのマグロやサーモン、海藻を絡めていただく。持ち帰りも可能だ。こちらも若者、女性を中心に話題を呼んでいる。(坂田優菜、写真も)
HONU Poké & Matcha Bar
住所 Jl. Kemang Selatan Raya No.125, Kemang, Jakarta
☎ 0217・179・3580
営業 火〜木曜 午前10時〜午後8時
金〜日曜 午前10時〜午後9時
Limu Poke
住所 Pacific Place Mall, 4th Floor, Jl. Jenderal Sudirman, SCBD, Jakarta
? 0815・1716・6608
営業 午前10時〜午後10時