【スナンスナン】 小さな隠れ家でゆっくり 南ジャカルタ・クマン ミス・メープル・ワッフル
おしゃれなレストランやカフェが多い地区として知られる南ジャカルタ・クマンに、ワッフルカフェ「ミス・メープル・ワッフル」がある。昨年2月にオープンした小さなカフェがソーシャルメディアで評判を呼んでいる。気になる。ということで、訪ねてみた。
車でクマン・ラヤ通りからクマン・スラタン・サトゥ通りの住宅地に入って100メートルほど進むと、道路の右側に店の丸い看板と門が見えてくる。店構えは周りの家とほぼ同じ。看板さえなければ、簡単に通り過ぎてしまいそうだ。
それについて、オーナーの1人、リナ・モフディー・ヌリザルさん(48)は「モールみたいなにぎやかで人が多いところより、静かで隠れている場所を望んでいた。こうして、食事も会話もゆっくりできるでしょ?」と話した。
店は一軒家をシェアするギフトショップとクリーニング屋の間にある。店内は20席もないくらい小さくて狭いが、アットホームで居心地がよい。外側は市内にある多くの家と同じで、緑があふれる庭もある。
リナさんは場所だけでなく、ワッフルにもこだわりがある。クレープと違って、インドネシア人の多くはワッフルにまだあまりなじんでいないという。
「知っていても、多くのイメージはほとんど『甘いもの』。私はその考えを変えて、『パンケーキやクレープみたいにしょっぱいワッフルもあるよ』と伝えたい」とリナさん。
店のおすすめのしょっぱいワッフルは朝食向けのサニーサイドアップ(目玉焼き、6万5千ルピア)と大好評のチキンカツ(5万ルピア)。定番のスイートなら、健康志向で女性に大人気のフレッシュフルーツワッフル(5万5千ルピア)と和風の抹茶ワッフル(4万5千ルピア)。ワッフルはいずれもベルギーのリエージュ風で、日本でもおなじみの丸形。
飲み物は定番のコーヒーや茶、ソフトドリンクのほか、店のオリジナルミックスジュースがおすすめ。例えばヤクルトを使った独創的なアップルグリーンカルピス(3万5千ルピア)もある。
平日の朝と午後には店が一番込んでいるため、来店は昼ごろがおすすめという。
また、持ち帰り用のワッフルも注文できる。でも、せっかくだから静かなところでおいしいワッフルを味わってみては?(アリョ・テジョ、写真も)
Miss Maple Wafle
住所 Jl. Kemang Selatan I Blok M No.8, Bangka Mampang Prapatan Jakarta Selatan
電話 021・7179・2608
営業 午前9時〜午後17時(火〜日曜)