【スナンスナン】伝統料理を現代風に 中華料理レストラン ジヤ
中央ジャカルタ・スディルマンにあるシャングリラホテルの1階に、中華料理レストラン「ジヤ」が先月オープンした。伝統の料理を現代風に、というコンセプトで、モダンなインテリアに囲まれながら昔ながらの中華料理を味わえる。特に北京ダックが大好評と聞き、訪ねてみた。
同ホテルコミュニケーション部アシスタントマネジャーのイルマダニ・スカントさん(27)は「店名は中国語の「『初』と『家』の発音が由来。多くの人がくつろげる環境(家)でファーストクラス(初)の中華料理を楽しめるようオープンした」と話した。
看板メニューの北京ダック(1羽39万8千ルピア、ハーフ21万8千ルピア)は、客席から見える炉で焼き、客の前で調理される。肉がジューシーで軟らかいだけでなく、皮もパリパリ。また、他の中華の店より脂が少なく食べやすい。
北京ダックは、薄く切ったアヒルの肉と千切りキュウリとネギを薄く焼いた小麦粉の皮(薄餅)に乗せ、甜麺醤(てんめんじゃん)ペーストをかけ、巻いて食べる。同店では北京ダックと共に肉ベースと骨ベースの7種類のアヒル肉料理からもう一品を選ぶことができ、お得感があるという。
ジヤの営業はランチとディナーのみ。ランチメニューの中では、豚の角煮ラーメン(6万8千ルピア)が人気。店内で手打ち麺にパクチョイと豚の角煮を乗せるシンプルな料理だが、麺の弾力や豚肉の軟らかさ、スープのコクがそれぞれ評判が高い。
おいしいものはたくさんあるが、一番おすすめなのはホタテ豆腐焼き(16万8千ルピア)。ホタテのなかにエビペーストが入り、手作りの豆腐の上に乗せ、マヨネーズをたっぷりかけて焼く。メーンディッシュを待ってる間、冷たいビールを飲みながら甘くてシャキシャキのハニービーフをつまむのもいいかもしれない。
締めに冷やし系のデザートは定番だが、最近は雨が多く温かいものが食べたくなる。となれば蒸しカスタードまんじゅう(3万2千ルピア)がおすすめ。あんはカスタードクリームに卵黄を加え、甘辛い食感が味わえる。
ランチには近くの会社員がよく訪れるが、午後2時ごろになると人が少なくなり、ゆっくり食事することができるのでおすすめの時間帯だ。(アリョ・テジョ、写真も)
JIA
住所 Shangri-La Hotel Level 1, Kota BNI Jl. Jend. Sudirman Kav.1, Jakarta
☎ 021・2922・9999
ウェブ wwww.shangri-la.com/jakarta/shangrila/dining/restaurants/jia
営業 ランチ 午前11時半〜午後2時半(土・日は午前10時半〜午後2時半)
ディナー 午後6時〜同10時半(毎日)