元気いっぱい「鬼は外、福は内」 JJS幼稚部で豆まき
緑色の芝が広がるグラウンドの向こうから、怖い鬼たちがのそりのそりと歩いてくる。園児たちは驚きや怖さ、楽しさが入り交じった大声を上げながら元気に豆をまく。
七日、バンテン州南タンゲランのジャカルタ日本人学校(JJS)幼稚部は二月三日の節分にちなみ、豆まきを行った。
現れたのは赤鬼一人と青鬼二人。尖った剣を持っていたり、いかめしい面をつけていたりとおどろおどろしい。
果敢に鬼と渡り合った年少組のなみきたいようくんは「あんなのへっちゃら」と勇ましい。年少組のかわいまりんちゃんは「怖かった」と少し涙目だったが、「でも怖かったのはお面だけ」と力を込める。年長組のまつばらたろうくんは教室前で鬼を追い払った。「ぼくは教室に入れさせないようにした」と胸を張った。
子どもたちが一生懸命豆をまくと、鬼は観念して退散。最後は「鬼は外、福は内」と福を呼び込んだ。