【じゃらんじゃらんバタム特集(1)】 バタム島で休日を 海見下ろすゴルフコース
シンガポールまで船でわずか40分。国境付近に位置し、自由貿易のために工業都市として名高いリアウ諸島州バタム市は今、観光産業に力を注いでいる。周囲を海に囲まれた地形を生かしたリゾート開発や海を見下ろすゴルフ場など、新たな魅力づくりに奮闘中だ。今回と10日(金)付本欄で、バタム特集を掲載する。
バタム島は、透明に澄んだ海に囲まれている。現在、その立地を生かしたリゾート開発が進み、ホテルが次々にオープンしている。バタムの北部ノングサ地域にあるトゥリ・リゾートホテルもその一つだ。斜面に並んだコテージからの眺めは対岸のシンガポールやジョホールバルが見渡せ、夜にはビル群が光る。海を囲むように作られたホテルには、プールやヤシの木に掛けられたハンモックなど、リゾート気分満点だ。
敷地の端に並ぶヤシの実の照明に沿って進むと、海に向かってまっすぐに橋が伸びる。その先には海上の東屋。昼は観光客が寝転び、夜には海上の宴会場に変わる。
隣のノングサ・リゾート・ホテルも同様に斜面地にある。玄関ではバーベキュー用のヤシの木の葉を編んでいる従業員たち。にこやかな笑顔に自然とこちらも笑顔がこぼれる。ノングサ・ホテルからはビンタン島へのフェリーも出ており、ビンタン島を訪れたい人には絶好の立地だ。
バタムには50ヘクタール以上のゴルフ場がいくつも存在する。
バタム島の北部に位置する、パーム・スプリング・ゴルフ・アンド・ビーチリゾートは対岸にシンガポールやジョホール・バルを前方に見据え、シンガポール海峡を一望にしながら打ち下ろしのコースを楽しむことができる。
また豪プロゴルファーで、著名ゴルフコースデザイナーのグレッグ・ノーマン氏が設計したテリング・ベイ・ゴルフカントリークラブはバンカーの特徴的な形や配置が魅力で、地元客のみならず、海外からゴルフを楽しみにくる人が多いという。