大満足の大運動会 EJJCとSJS 全力で GO! GO! GO!

 第39回東ジャワ・ジャパンクラブ(EJJC)大運動会が31日、スラバヤ日本人学校(SJS)で開かれた。SJSの幼稚部20人、小・中学部75人、保護者ら約200人も参加し、子どもから大人まで全力で競技を楽しんだ。

 「がんばれ、がんばれ!」。紅白に分かれた2チームは大きな応援を背に、子どもから大人まで全力で真剣勝負に臨んだ。その姿はまさにことしのテーマ「GO! GO! GO! 〜勝利の道をかけ抜けろ〜」そのもの。大玉送りや短距離走、玉入れ、綱引きなどで共に汗を流した。
 最も白熱した種目はリレー。小・中学部の児童・生徒が走ってバトンをつなぐ「紅白対抗リレー」でアンカーを務め、1位でゴールした赤組副団長で中学部3年の三石勇己さん(15)は「毎朝学校で70メートルを全力で何本も走り、練習してきた。がんばってきたから1位になれてうれしい」と話した。
 二人三脚やムカデ競争、棒引きなど、大人同士で競う種目も盛り上がりを見せた。幼稚部の子どもたちも組体操や遊戯を披露したほか、親子で参加する種目では懸命に走り、校庭に楽しそうな笑い声が響いた。小・中学部の子どもたちが自分たちで考えた踊りを取り入れた応援合戦には、大きな拍手が送られた。
 競技は赤組を白組が追いかける展開に。紅白対抗リレーでは練習時に上位を独占していた赤組を追い抜き、白組のグループが2位につけるなど奮闘したが赤組が逃げ切り、3連覇を目指す白組に勝利した。
 赤組団長を務めた中学部3年の澤渡萌音さん(14)は「競技中は全力のあまり、周りが見えていなかった。(点数がわからず)結果発表ではびっくりして、その後にうれしくなった。応援合戦では完成するまで同じ赤組内でけんかしたり、競技で相手のことをライバルだと思ったり、互いに切磋琢磨しながら上を目指すことができた」と話した。
 白組副団長を務めた中学部3年の森本愛紗さん(15)は「負けたのは悔しいけれど、みんな一生懸命で楽しかった。自分が参加している競技じゃなくても皆が応援していて、うれしかった」と笑顔を見せた。
 加藤義治在スラバヤ総領事やEJJCの河野剛会長も出席。運動会を終えて村下俊文校長は「大満足。これまで準備をしてきた演技や種目で、成果を存分に発揮した。子どもから大人まで同じ空気を吸い、感動を共有できた」と話した。(毛利春香、写真も)

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