園児111人が巣立つ JJS 教員19人は離任式
バンテン州南タンゲランにあるジャカルタ日本人学校(JJS)幼稚部(吉野恵理子園長)は11日、同校で卒園式を開き、年長組の園児111人が巣立った。また、JJS教員の修了式と離任式が同校体育館で行われ、帰国する19人が生徒・児童に言葉を贈った。
卒園証書授与では、ぞう組、らいおん組、きりん組の順に園児たちが緊張しながら登壇。証書を受け取った後、将来の夢を発表した。「パイロットになりたいです」「看護師になりたいです」――園児の大きな声はホールに響きわたり、式に出席した保護者は子どもの成長した姿に感無量の様子だった。
式には在インドネシア日本大使館の河内俊夫領事部長、遠藤聖・JJS維持会理事長、長柄元重・幼稚部PTA会長らが出席した。
吉野園長は「みなさんは色々な力を持っています。成長するとともに力は増えるのでこれからも頑張ってください」と語った。
式ではスライドショーの後、年長組全員が声をそろえて行事を振り返る「よろこびのことば」が続き、最後に「さよならジャカルタのようちえん」を合唱した。
きりん組担任・時政美耶先生とうさぎ組担任・森川絵梨先生の離任式も行われた。
■思い出をありがとう
教員の離任式では19人が生徒・児童に言葉を贈った後、全員で日本のフォークデュオ「ゆず」の「栄光の架橋」の替え歌「栄光のジャカルタ」を合唱。児童・生徒から花束が贈られた。
帰国する小学部の永谷隆教頭は「教師生活36年間の最後の3年間をジャカルタで過ごせて幸せでした。たくさんの思い出をありがとう」と語った。
今年度の帰任者19人は以下の通り(敬称略)。
小学部教頭:永谷隆▽小学部教務主任:大久保雅人▽小学部教諭:平田典子、福島大介、佐藤摩路子、鈴木洋、栃岡悠、宮脇孝三、松本愛美、斎藤厚、小堀伶実▽支援が必要な児童・生徒を担当するランカ担当教諭:竹迫美聡▽中学部教頭:紺谷祥一▽中学部教務主任:張元篤史▽中学部教諭:杉田茜、関 哲仁、古川尚子、松田絵梨佳、金城瑠美枝(上岡尚樹、写真も)