自分に合うメークを ジャパン・ビューティー・ウイーク
中央ジャカルタのモール「プラザスナヤン」で30、31の両日、日本の化粧品の販売促進を図る「ジャパン・ビューティー・ウイーク」が開かれた。キャンメイクやカネボウ化粧品、コーセー、日本メナード化粧品、サンルイ・インターナショナルなど8社が集まった。化粧やネイルアートを体験できるブースも並び、インドネシア人女性らが日本の化粧品を楽しんだ。
「私の目も二重にできますか」。細いテープなどを使って二重をつくる商品「オートマティック・ビューティー」シリーズをことしから販売したディアローラ。ブースでは実際に二重をつくるワークショップを実施。一重を二重にするだけでなく、二重の人でも左右の二重の幅を等しくしたり幅を長くしたりしたいといった要望に応えた。
同社の国際部2課の怒木陽子課長は「暑さや汗に強く長持ちするものもある」と話した。
SHO―BIはつけまつげを中心に紹介。海外事業部の富永智也1課マネージャー兼2課マネージャーによると、化粧小物であるつけまつげは化粧の一つとして認知され、市場が伸び続けている。
スタイリングライフ・ホールディングスBCLカンパニーはアイブロウなどのアイメーク商品を中心に16アイテムの販売を開始。同社・海外営業部の嶋英樹部長は「日本はさまざまなトレンドがすぐに移り変わる。一方、海外ではトレンドを重視せず、自分に合った眉を描きたいという人がほとんど」と話す。
ブロガーで大学生のジェスリンさん(21)は、水や汗に強く一日中落ちないアイライナーなど、アイメークの商品は日本の商品が最も良いという。「インドネシアで派手な濃い化粧をする人が多いのは、西洋に憧れ見本にして真似をしている部分が大きいと思う。でも同じアジア人同士、日本のナチュラルなメークが似合う人もたくさんいる。私は自分の顔にあったメークを選びたい」と話した。(毛利春香、写真も)