福岡県訪問団、若者と交流 カラオケでPR 元留学生会も設立
福岡県の小川洋県知事と同県議会の井上忠敏議長率いる訪問団が31日と2月1日の2日間の日程で来イしている。経済成長が見込まれ若者人口が多いインドネシアで交流を図る。31日は南ジャカルタ・スミットマスビルで国際交流基金ジャカルタ日本文化センターと「カラオケコンペ」を開催し、若者との交流を深めた。
カラオケコンペは今回で5回目。昨年9月に福岡県がポップカルチャー紹介サイト「アジアンビート」のインドネシア語ページを開設したのを記念し、同センターとの共催となった。
過去最多の117人の募集から選ばれた10人が歌声を披露。優勝には、アニメデジモンの曲「ブレイブ・ハート」を披露したジャカルタ国立大学4年生のスケスタ・モハマッドさんが輝き、3泊4日の福岡県旅行が贈られた。
小川知事は「昨年はインドネシアから過去最高の20万5千人が来た。このイベントを通じて関心を持っていただき、日本、福岡に来て、日本の文化に直接触れてほしい」と若者たちに呼びかけた。
同日、インドネシア人で福岡県内の大学を卒業した元留学生たちが「インドネシア元福岡県留学生会」を設立。県とのネットワーク構築を目指す。小川知事と、インドネシア元日本留学生協会(プルサダ)のラフマット・ゴーベル会長らが立ち会った。元留学生のモハマッド・ショリヒン氏が会長に就任。今後は国内の元留学生同士の交流や、福岡へ留学生を送り出すことなどに取り組んで、絆を深めていく。
訪問団は1日、工業省を訪れる予定。(山本康行、写真)