ジャカルタ土産のコンペ開催 5点が商品化、販売へ スナヤンシティで展示中
ジャカルタ土産のデザインコンテスト「ジャカルタ・スベニア・デザインアウォード2012」の表彰式が13日に行われ、優秀作品に選ばれた5点の商品化が決まった。26日まで、南ジャカルタのスナヤンシティで最終候補に残った20点の展示が行われている。
同コンテストは、インドネシア手工芸品協会ジャカルタ支部(デクラナスダ・ジャカルタ)が「ジャカルタ名産」を生み出そうと、2010年から毎年開催している。今年は150点の応募があった。
同支部は例年、同賞の最優秀作品のみ商品化していたが、今回は「総合部門」「職人部門」「学生部門」「人気部門」で賞を獲得した4点も商品化し、販売する。
これまでの同支部の販売拠点は中央ジャカルタのアブドゥル・ムイス通りにある事務所内のみだったが、今後、スナヤンシティにも設ける。
最優秀作品は、オンデル・オンデル(ブタウィ人形)の飾りなどを柄に付けたカラフルなカップやトレーのセット。作者のエルダニエ・ズルフィアナさんは「ジョゴット・ジャカルタ(踊るジャカルタ)」と名付けている。
総合部門にはジャカルタの伝統食のイラストと作り方などを示したカラフルなポストカード、職人部門には、ジャカルタの風景を彫刻した木製のアイフォーンケース、学生部門にはジャカルタの歴史的建造物のスケッチ画を表紙にしたノート、人気部門には、カラフルな箱に入ったジャカルタの伝統的なクッキー「クンバンゴヤン」が選ばれた。
■期間限定出張店も
スナヤンシティでは26日まで、工芸品店「アルンアルン」、クマンのギャラリーショップ「ハディプラナ」が出張店舗を開いている。ジャカルタの風景をコミカルに描いたメッセージカード、ポストカードなど友人に気軽に送れるものから、カレンダー、ファッション雑貨、ジャカルタを象徴する柄を付けたバティックなどを販売している。(堀田実希、写真も)