現代アートが集結 ジャカルタ・ビエンナーレ
2年に1度の現代アートの祭典「ジャカルタ・ビエンナーレ2015」が14日開幕、15日から来年1月17日まで、南ジャカルタ区パンチョランにある倉庫を改装した特設会場をメーンに開かれる。
環境汚染や水不足、男女格差などの社会問題を扱った国内外のアーティスト約70人の作品を公開するほか、アーティストを招いたワークショップや講演会などが多数企画されている。
メーン会場では14日午後4時から開幕イベントとしてインドネシアの若手アーティストによる公開制作や人気バンド「ホワイト・シューズ&ザ・カップルズ・カンパニー」のライブ演奏が行われるほか、15日には日本在住の映像作家、小泉明朗さんの講演会も開かれる。
同イベントは1974年に「インドネシア絵画博覧会」として第1回目を開催以来、休止期間を経て今回が16回目。近年は隔年で開催されている。若手が中心で、アーティストが市民と共同で作品を制作するなど新作が多いのが特徴。前回は約20万人が訪れた。
同イベントのアデ・ダルマワン事務局長は「(倉庫を改装した)会場の雰囲気もユニークで面白い。さまざまな場所でイベントが開催されるので、ぜひ来場を」と呼びかけている。
プログラムなどの詳細は公式ウェブサイト(jakartabiennale.net)で確認できる。入場無料。(平嶋健人、写真も)