【スナンスナン】 大人数で楽しむ 自分で揚げる 串家物語
焼き肉、しゃぶしゃぶなど、自分で作って食べる日本の料理が増えてきた。だが、自分で揚げる串揚げはインドネシア初お目見え。日本でチェーン店を展開する「串家物語」がこのほど1号店をイオンモールBSDシティーにオープンした。好きな素材を選んで自分で揚げるというのはインドネシア人にとっては初体験。ということで訪ねてみた。
モール・グラウンドフロアの通路沿い、青竹の柵に囲まれたエリアが「串家物語」。オープンテラスで和風の作り、開放感のある店構えだ。
奥に入ると、串のコーナー、サラダバー、サイドメニュー、デザート、ドリンクバーなど、全部で50種類以上の材料が並ぶ。串のセレクションは野菜、かまぼこ、エビなどの魚介類、肉、たこ焼き、ミニたい焼きなど、全部で30種類ある。
全てセルフサービスのため、客は自分で好みの串を選び、ねり粉とパン粉に漬け、テーブルに備えたディープフライヤーに入れ、揚がったら熱々をいただく。素材によって揚げる時間やねり粉の分量などが違うため、揚げ方の説明を英語で書いた紙が各テーブルにあり、初心者も楽しめる。
串の中で、大人気というのがミニたい焼き。揚げたたい焼きは小豆あんこの甘みとサクサク感が釣り合い、とてもおいしい。一般の串向けには醤油やトンカツ、ウスターソースなど、10種類から選べる。
サラダバーでは、コールスロー、シーザー、ポテトのほか、フルーツとゼリーも並ぶ。
串以外のサイドメニューもある。日によって変わるが、空揚げ、コロッケ、スパゲティーなど、シェフに注文できる。
デザートには定番のチョコフォンテーンとアイスクリームが待っている。自分の好みで組み合わせたデザートも作れる。まさに家族や友だちと、大人数で楽しめるダイニングだ。
串家は食べ放題で、大人は平日(90分)が12万8千ルピア、土日(70分)は14万8千ルピア。子どもは年齢ではなく、身長80〜120センチなら9万8千ルピア(いずれも税別)。ビールなどは別料金になる。
同店はこのほど、西ジャカルタ・セントラルパークモールのLGフロアで2号店をオープン。第3、第4の店も準備中だ。(アリョ・テジョ、写真も)
◇串家物語
住所 AEON Mall BSD City Ground Floor G-21Jl. BSD Raya Utama
☎ 021.2916.8236
ウェブ www.kushi-ya.com